貴金属は、金が続伸して寄り付く見通し。金は円安を受けて買い優勢となろう。銀は 先限が夜間取引で変わらずとなった。プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナがドル建 て現物相場の下落を受けて軟調となろう。 午前8時10分現在の現物相場は前営業日の引け時点と比べ、金は0.66ドル安の 4001.03ドル、銀が31セント安の4832セント、プラチナが10.50ドル 安の1544.54ドル、パラジウムは16.51ドル安の1381.48ドル。 午前8時10分現在のドル・円相場は1ドル=153.68/70円で、前営業日の 大引け時点から0.19円の円安。 先限の寄り付き目安は、金が2万0100円前後、銀は232.0円前後、プラチ ナは7155円前後、パラジウムは7000円前後。 【NY金はドル安も手じまい売りで上げ一服】 金は前週末の海外市場では、ドル安が支援要因になったが、手じまい売りに上値を抑 えられた。 金はドル安が支援要因になった。11月の米ミシガン大消費者信頼感指数速報値は 50.3と、10月確報値の53.6から低下し、2022年6月以来、約3年半ぶり の低水準に落ち込んだ。政府機関閉鎖が過去最長記録を更新する中、経済的影響を巡る 懸念が意識されている。市場予想は53.2。1年先の期待インフレ率は4.7%と、 前月の4.6%から上昇。一方、5年先は3.6%と、前月の3.9%から低下した。 米ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は、バランスシートの縮小終了を先週発表し た連邦準備理事会(FRB)が近い将来、債券購入を通じて保有資産を再拡大する必要 が生じるかもしれないと述べた。ジェファーソンFRB副議長は、金融政策が中立的な スタンスに近づいており、追加利下げの決定は「ゆっくりと進めるべきだ」と述べた。 米政府閉鎖が40日目に突入する中、上院共和党トップのスーン院内総務は、事態打 開に向けた合意が「まとまりつつある」と述べた。法案審議の手続きに関する採決を実 施する計画だとしている。ただ民主党がこの案に賛同するかは不透明だ。 銀は前週末の海外市場は、ドル安が支援要因になったが、手じまい売りに上値を抑え られた。 【プラチナはドル安も手じまい売りに上値を抑えられる】 プラチナは前週末の海外市場は、ドル安が支援要因になったが、手じまい売りに上値 を抑えられた。 プラチナはドル安も手じまい売りに上値を抑えられた。11月の米ミシガン大消費者 信頼感指数速報値が約3年半ぶりの低水準となった。米政府機関閉鎖が影響した。米上 院共和党トップのスーン院内総務がつなぎ予算案の採決を実施するとしており、結果を 確認したい。 <今日の予定> ・景気動向指数 2025年9月速報(内閣府) MINKABU PRESS 東海林勇行
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