株価指数先物【昼】 ソフトバンクグループとの連動性高まる

配信元:株探
著者:Kabutan
 日経225先物は11時30分時点、前日比80円高の5万1130円(+0.15%)前後で推移。寄り付きは5万1340円と、シカゴ日経平均先物清算値(5万1275円)を上回る形で、買いが先行して始まった。買い一巡後は5万1300円~5万1470円辺りでの保ち合いを継続するなかで、中盤にかけて5万1550円まで上げ幅を広げた。ただ、終盤にかけては持ち高調整とみられるロング解消の動きが優勢となり、5万1100円まで上げ幅を縮めている。

 米政府機関の閉鎖が週末にかけて解除される見通しが強まったことを手掛かりとしたロングによって5万1550円まで買われる場面もみられたが、その後は上げ幅を縮める形でボリンジャーバンドの+1σ(5万1050円)に接近している。同バンドが支持線として機能するかを見極めたいところであろう。

 引け後に決算発表を控えているソフトバンクグループ<9984>[東証P]は堅調ながら中盤以降、上げ幅を縮めたほか、アドバンテスト<6857>[東証P]は下落に転じており、先物市場においてもロング解消に向かいやすいところである。ただし、+1σが支持線として機能する局面が続くようだと、ショートカバーを誘う可能性はありそうだ。

 NT倍率は先物中心限月で15.38倍に上昇した。一時15.42倍まで上げる場面もみられたが、+1σ(15.43倍)が抵抗線として意識される形である。ソフトバンクグループに利益確定の動きが強まってくるようだと、NTロングを巻き戻す動きに向かわせよう。

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