アジア株 買い一巡後は伸び悩み、大量の米経済統計を警戒 雇用統計は来週前半か

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
アジア株 買い一巡後は伸び悩み、大量の米経済統計を警戒 雇用統計は来週前半か

東京時間14:03現在
香港ハンセン指数   26817.34(+120.93 +0.45%)
中国上海総合指数  3993.35(-9.40 -0.23%)
台湾加権指数     28053.35(+268.40 +0.97%)
韓国総合株価指数  4137.98(+31.59 +0.77%)
豪ASX200指数    8806.80(-11.99 -0.14%)
インドSENSEX30種  84381.31(+509.99 +0.61%)

アジア株は軒並み上昇、米政府閉鎖解除や米利下げ期待が高まっている。

米政府閉鎖はまもなく解除される見通し。来週以降は大量の米重要経済データが公表されることになるため、次第に警戒感が高まっている。アジア株は上昇一服後は上げ幅を縮小している。上海株と豪州株はマイナス圏に転落。

2013年の政府閉鎖時は解除から5日後に米雇用統計が発表されたため、今回も来週前半に発表される可能性があるという。米モルガンスタンレーは早ければ今週末の可能性があるとしつつも来週初めを予想している。

ADP統計では米企業が10月25日までの4週間に平均で週当たり1万1250人の人員を削減した、これは米労働市場が減速していることを意味する。来週にも公表されるであろう雇用統計も弱い内容となれば、12月米利下げ期待は一段と高まるだろう。ただ、あまりにも弱い結果となれば米景気減速が懸念され株式市場にもマイナスとなる。

中国電子商取引(EC)大手JDドットコムは11月11日の中国「独身の日」大規模セール期間中に注文が昨年比60%近く急増したと発表した。消費者が12月末に期限を迎える政府補助金を急いで利用した可能性がある。また、海外展開の強化により、日本や韓国、豪州、シンガポールなどで取引数と受注数が前年比で100%超急増した。中国スマートフォン大手シャオミは自社製品の売上高が290億元(41億ドル)を突破したと発表。アリババは今のところデータを公表していない。

中国「独身の日」売上好調との報告を受け香港株は序盤に約1カ月ぶり高値をつけた。買い一巡後は米経済統計を控え上げ幅を縮小している。
JDドットコムなどeコマース(電子商取引)関連の一角が上昇。ショート動画アプリ快手科技も上昇、「独身の日」ライブを通じた販売が好調だったようだ。シャオミも上昇している。

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