NYプラチナ市況=プラチナが反発、パラジウムは続伸

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
 プラチナ   (26/ 1)  1600.1     1642.4      1585.6      1631.4    + 33.1
         (26/ 4)  1614.8    1657.0      1601.9      1646.5    + 33.0
 パラジウム  (25/12)  1475.50    1513.50     1451.50     1505.30   + 32.10
         (26/ 3)  1493.00    1528.50     1473.50     1522.20   + 31.10
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
 プラチナ          26,191         19,918        81,314       (+    769)
 パラジウム          7,013          7,185        20,574       (-     52)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
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・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          48,254.82  + 326.86
     前日  154.12/14   1.1583/85   ・ナスダック         23,406.46  -  61.84
     本日  154.75/77   1.1589/91   ・10年米国債利回り      4.07  -   0.05
・NY原油  (25/12)   58.49 - 2.55  ・SPDR保有金残高  1,046.36  +   4.30
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
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 プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナが反発、パラジウムは続伸。前日比はプラチ
ナが27.3〜33.1ドル高、中心限月の1月限が33.1ドル高、パラジウムは
31.10〜32.30ドル高、中心限月の12月限は32.10ドル高。
 プラチナ1月限は反発。時間外取引では、金主導の値動きとなって戻りを売られた。
欧州時間に入ると、押し目を買われた。日中取引では、ドル安や金急伸を受けて買い優
勢となった。
 パラジウム12月限はドル安や他の貴金属の堅調を受けて買い優勢となった。
 プラチナ1月限は時間外取引を1585.6〜1610.4ドルのレンジで推移し、
前日比2.0ドル高の1600.3ドルとなった。1月限は高寄りしたのち、金主導の
値動きとなって戻りを売られた。欧州時間に入ると、押し目を買われた。
 日中取引では、ドル安や金急伸を受けて買い優勢となった。時間外取引の高値を突破
すると、テクニカル要因の買いが入って急伸し、1642.4ドルまで上昇した。
 米労働市場の減速に対する懸念を受けて米連邦準備理事会(FRB)の利下げ観測が
強い。一方、米下院のつなぎ予算案の採決を控え、米政府機関の再開期待が出ており、
ドル安に振れると、金主導で買われた。
 パラジウム12月限は、時間外取引を1453.50〜1482.00ドルのレンジ
で推移し、前日比11.7ドル高の1461.50ドルとなった。12月限は高寄りし
たのち、戻りを売られた。欧州時間に入ると、押し目を買われたが、上げ一服となっ
た。
 日中取引では、1451.50ドルまで下落したのち、ドル安や他の貴金属の堅調を
受けて地合いを引き締めた。時間外取引の高値を突破すると、テクニカル要因の買いが
入って1513.50ドルまで上昇した。
 11日のナイメックス指定倉庫在庫は、プラチナが前日比変わらずの62万9274
オンス、パラジウムは変わらずの17万3831オンス。
今日の材料
・欧州中央銀行(ECB)のシュナーベル専務理事は、ユーロ圏のインフレが過度に低
下する可能性は低く、リスクはむしろ上振れする方向に傾いている可能性があるが、E
CBは目標からの小幅な乖離は容認できるとの見方を示した。
・中国の何立峰副首相は、米中には経済、通商分野で協力できる極めて大きな余地があ
ると述べた。
・イスラエル大統領府は、ネタニヤフ首相に恩赦を与えることを検討するよう求めるト
ランプ米大統領からの書簡を受け取ったと発表した。
・米ニューヨーク連銀総裁の ウィリアムズ総裁は、短期金利のコントロールを維持す
るための技術的取り組みの一環として、米連邦準備理事会(FRB)が債券買い入れを
再開すべき時期が近づいていると改めて表明した。
・米アトランタ地区連銀のボスティック総裁は、インフレ率が連邦準備理事会(FR
B)が目標とする2%に戻りつつあることを示す明確な証拠が得られるまで、政策金利
を現行水準に据え置くのが望ましいとの考えを示した。
・ベセント米財務長官は、コーヒーやバナナなど米国産以外の農産物の価格引き下げに
向けた「重要な発表」を今後数日以内に行うとの考えを示した。
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