【市況】 金が反落。ニューヨーク安と円高を受けて売り優勢で始まった。その後は、円高再開 などを受け、戻りを売られたが、ドル建て現物相場の押し目を買われたことが下支えに なった。銀は買い優勢となった。 午前11時4分現在の前営業日比は、金標準が217〜115円安、金ミニが 208.0円安〜7.5円高、ゴールドスポットが706円高、銀が0.5〜22.8 円高。 午前11時4分現在の出来高は、金が2万4642枚、金ミニが1万6394枚、ゴ ールドスポットが1995枚、銀が7枚。 【NY金は米利下げ観測後退で利食い売り】 金は米連邦準備理事会(FRB)の利下げ観測後退が圧迫要因になった。米ホワイト ハウス国家経済会議(NEC)のハセット委員長は、政府閉鎖の影響で第4四半期のG DP(国内総生産)が1.5%低下するとの予想を示した。また1カ月分の失業率デー タは得られないとも述べた。一方、米ミネアポリス地区連銀のカシュカリ総裁は、米国 のインフレ率は3%近辺と、なお高すぎる水準にある中、労働市場の一部に圧力がかか っているように見えるとし、米経済はまちまちのシグナルを発していると述べた。CM Eのフェドウォッチで12月利下げの確率は50.7%(前日62.9%)となった。 金先限は夜間取引で2万1037円まで下落した。ニューヨーク安と円高が圧迫要因 になった。円相場は1ドル=154円台後半で円高が再開した。 【ドル建て現物相場】 金のドル建て現物相場は、堅調。きのうの海外市場では、米連邦準備理事会(FR B)の利下げ観測後退を受けて利食い売りが出た。アジア市場では、4189ドル台ま で上昇したのち、上げ一服となったが、押し目は買われた。 午前11時現在、4189.96ドルで推移、銀は5298セントで推移。前営業日 の大引け時点は金が4206.88ドル、銀が5402セント。 MINKABU PRESS
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