NY株式14日(NY時間16:20)(日本時間06:20) ダウ平均 47147.48(-309.74 -0.65%) S&P500 6734.11(-3.38 -0.05%) ナスダック 22900.59(+30.23 +0.13%) CME日経平均先物 50475(大証終比:+145 +0.29%) きょうのNY株式市場、ダウ平均は続落。序盤は前日のリスク回避が続き売りが先行。前日は、来月のFRBの利下げ期待の後退で、特にAI関連株のバリュエーション懸念が再燃し、米株式市場は大幅安となっていた。 しかし、次第にIT・ハイテク株に値頃感の買い戻しも入り、後半は差上げ渋っている。ナスダックはプラスに転じていた。 ただ、警戒感は根強い。エコノミストは「市場には明らかに神経質さが漂っており、それは複数の要因から生じている。十分なデータを持たない状況で、FRBは利下げを実施しない可能性が高い」と述べている。 また、「今週に入ってAI関連への懸念が一段と強まっている。かつて人気を集めたオラクル<ORCL>の急落が投資家心理を冷やし、高バリュエーション、急増する債務、AIへの設備投資の膨張に対する警戒感を市場は強めている」といった声も聞かれた。 さらに、「2021年に起きたことを思い出すべきだ。あの時は特定銘柄が壊滅的に売られ、しばらくは他が持ちこたえたが、結局は市場全体が調整を迫られた。今回の下落は健全な調整と考えるが、ブレイクアウトや崩れたチャートが多く見られ、立て直すには時間がかかる」とのコメントも出ていた。 ワーナーブラザース・ディスカバリー(WBD)<WBD>が上昇。パラマウント・スカイダンス<PSKY>、コムキャスト<CMCSA>、およびネットフリックス<NFLX>が同社の買収提案に向けた準備を進めていると伝わった。 シダラ・セラピューティクス<CDTX>が急騰。取引開始前にメルク<MRK>が同社を1株221.50ドルの現金で買収することで合意したと発表した。 バイオ医薬品のベラステム<VSTM>が下落。増資計画が伝わっている。1株7.25-7.50ドルでの新株を発行。 ドローン製造のレッドキャット<RCAT>が決算を受け下落。1株損益が予想外の赤字だったほか、通期の売上高見通しが予想を下回る内容だった。ただ、アナリストからは強気な見方も出ていた。 フード・デリバリーサービスのドアダッシュ<DASH>が5日ぶりに反発。アナリストが同社株を擁護するレポートを発表したことが背景。 オンラインチケットのスタブハブ<STUB>が決算を受け大幅安。第4四半期のガイダンスを発表しなかったこともネガティブ・サプライズとなった模様。 ゴルフ用品のトップゴルフ・キャロウェイ・ブランズ<MODG>が上昇。同社がゴルフ練習場事業「トップゴルフ」部門の売却に向け、投資会社のレナード・グリーンと交渉中であると報じられた。 ワーナーブラザース<WBD> 23.03(+0.89 +4.02%) シダラ<CDTX> 217.71(+111.72 +105.41%) ベラステム<VSTM> 7.56(-0.56 -6.84%) レッド・キャット<RCAT> 7.16(-0.58 -7.49%) ドアダッシュ<DASH> 206.96(+11.75 +6.02%) スタブハブ<STUB> 14.87(-3.95 -20.99%) トップゴルフ・キャロウェイ<MODG> 11.27(+0.69 +6.52%) アップル<AAPL> 272.41(-0.54 -0.20%) マイクロソフト<MSFT> 510.18(+6.89 +1.37%) アマゾン<AMZN> 234.69(-2.89 -1.22%) アルファベットC<GOOG> 276.98(-2.14 -0.77%) アルファベットA<GOOGL> 276.41(-2.16 -0.78%) テスラ<TSLA> 404.35(+2.36 +0.59%) エヌビディア<NVDA> 190.17(+3.31 +1.77%) メタ<META> 609.46(-0.43 -0.07%) AMD<AMD> 246.81(-1.15 -0.46%) イーライリリー<LLY> 1025.28(+3.91 +0.38%) MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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