シカゴ大豆市況=期近から続落、中国向けの輸出期待の後退やリスクオフ受け

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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              始 値   高 値   安 値   帳入値    前日比
   2026/01   1,125.25    1,130.75    1,115.50    1,115.75     - 9.00
   2026/03   1,135.00    1,140.00    1,125.25    1,125.50     - 9.50
   2026/05   1,144.75    1,149.25    1,134.50    1,134.75     -10.00
   単位:枚   推定出来高   前日出来高   前日取組高(前々日比)
   先物       234,111        254,861         957,611 (- 4,017)

 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。推定出来高は米国中部時間午後
4時現在の数値です。
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*米気象庁発表の6−10日予報(12月9日−12月13日)
 コーンベルト西部の気温は平年を下回る。雨量は平年を下回る〜上回る。
 コーンベルト東部の気温は平年を下回る。雨量は平年を下回る〜上回る。
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 大豆は期近から続落。前日比は10.75〜3.75セント安。1月限は9.50
セント安の1115.75セント。
 中国向けの大口成約の発表が見られず、10月末の米中首脳会談後に発表された年内
に1200万トンの対中大豆輸出が達成される可能性が後退したとの見方から売り優勢
となった。また、弱気なADP米雇用統計を受け米経済不安が高まるなかリスクオフの
動きが広がったことも下押し要因になった。
 1月限は1125.25セントで取引を開始した後に浮上し一時は1130.75
セントの高値に達した。高値を離れた後の底意も強く、欧州の時間帯を終えるまで
1125セントを下値支持線とする高もみとなったが、米国の時間帯を迎えると崩れて
終盤には1115.50セントの安値を記録。安値からの戻りも浅く低迷したまま取引
を終了。

*南米諸国の天気概況は以下の通り(民間業者の天気予報を要約)。
 ブラジル産地では中部に前線が停滞しており、散発的な降雨が発生している。2日の
雨量はこの数週間は見られなかったまとまった雨量となったが土壌水分の乾燥が懸念さ
れ、一部の大豆が開花期を迎えるなか、土壌水分不足に対する意識が高まりそうだ。一
方の極南部の土壌水分は適度を維持しているが、少雨傾向が強まっているため、今後の
降雨の状況次第では土壌水分不足に対する警戒感が高まることになりそう。
 アルゼンチン産地では今後数日は乾燥傾向が強まる見込み。6〜8日にかけて新たに
前線が到来する見込み。アルゼンチンではまとまった雨量を伴う降雨が発生した後に
長い期間に渡り少雨傾向となっている。

*米小麦産地の天気概況は以下の通り(民間業者の天気予報を要約)。
 プレーンズでは今週後半も低気圧の到来が続く見込み。これに伴い散発的な降雨や気
温の低下が予想される。8日の週には短い期間ではあるものの、低気圧が北上するに
伴い気温が上昇する見通しとなっている。

 大豆製品は、大豆粕、大豆油は共に大豆の軟調に追随安となったが、大豆粕の下げ幅
は限られた。
 大豆粕1月限は前日比0.30ドル安の311.30ドル。
今日の材料
・ブラジル産地中部では中部に前線が停滞しており、散発的な降雨が発生。
・ブラジル産地極南部の土壌水分は適度を維持しているが、少雨傾向が強まる。
・アルゼンチン産地では週末まで少雨傾向が続く。

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