アジア株まちまち 中国景気停滞や米中関係悪化警戒 中国でインフルエンザのピーク近づく 東京時間14:01現在 香港ハンセン指数 25825.91(+65.18 +0.25%) 中国上海総合指数 3879.52(+1.52 +0.04%) 台湾加権指数 27689.62(-103.42 -0.37%) 韓国総合株価指数 4008.69(-27.61 -0.68%) 豪ASX200指数 8610.40(+15.22 +0.18%) インドSENSEX30種 85311.00(+204.19 +0.24%) アジア株はまちまち。米中関係悪化や中国景気停滞が懸念されている一方で、米株続伸や米利下げ期待は相場の支えに。11月の米ADP雇用者数が予想外に減少したことで来週の米FOMCでの利下げはほぼ確実との見方が広がっている。 中国の不動産市場に不穏な空気が漂っている。中国民間大手2社が政府の要請を受け住宅統計の公表を停止したほか、上海市が住宅市場に対するネガティブなSNS投稿を3週間で4万件以上を削除したとの報告が伝わっている。 米中関係再悪化も警戒されている。トランプ米大統領が米国と台湾の関係を強化する「台湾保証実施法案」に署名した。署名後にベッセント米財務長官は「米国は中国の同盟国である、その関係は変わらない」と中国をなだめたが、中国側の反発は必至だろう。 中国外務省は台湾問題は中国の核心的利益であり、越えてはならない「レッドライン」だと米国を牽制しており、中国が何らかの対米報復措置を講じる可能性がある。 豪州市場では来年の利上げ観測が高まっている。インフレ高止まりに豪中銀総裁のタカ派発言、家計支出急増を受け6月までの利上げ確率は70%近くまで上昇。一部では早ければ来年2月に利上げを予想する声も聞かれる。ただ、堅調な経済成長を受け投資家心理は改善しており株価は底堅く推移。 韓国株は0.68%安、海外勢が半導体を中心に韓国株を3億442万ドル相当を売却。 上海市場では医療品関連が上昇。インフルエンザの流行がピークに近づいているようだ。北部では12月中旬、南部では12月下旬にかけてピークを迎えると予想されている。
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