【本日の見通し】ドル円は上値がやや重い展開も、今週のFOMCにらみ慎重な動きか ドル円は今週の米FOMCでの利下げを織り込み、来週の日銀金融政策会合での利上げを織り込む形でドル安円高がやや優勢か。ただ、明日、明後日のFOMCを前に、積極的なドル売りも見られず、慎重な動きが見込まれる。FOMCでの利下げの織り込みは進んでおり、市場の注目は会合後のパウエル議長の会見と、四半期に一度公表されるFOMCメンバーによる経済見通し(SEP)の中のドットプロットで示される2026年末時点での政策金利見通しが9月FOMC時点からどこまで下方修正されるか。 今日はFOMCをにらみつつやや様子見ムードとなりそう。先週後半2度154円台をトライ、特に金曜日は週の安値を更新して154円台前半までドル売りを試したものの、下げ分を解消して反発しており、下値一服感も少し出ている。中期的なドル売りの流れと、短期的な下値一服感が交錯し、155円台前半を中心としたもみ合いが予想される。 ユーロ円は180円台での推移。ドル円の動きをにらみつつ、次の方向性を探る展開か。ポンド円は比較的しっかりとなっているが、207円台半ばがやや重い。206円台前半から207円台前半を中心とした推移を見込んでいる。 ユーロドルは一時の買いが一服も、下がると買いが出る展開。ポンドドルは1.33台を中心とした推移。流れはまだ上方向と見ているが1.3300を割り込むと少し売りが出る可能性。 MINKABUPRESS 山岡
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