きょうの為替市場、ドル円は東京時間に154円台に再び値を落としていたものの、海外時間にかけて155円台に買い戻される展開。11月下旬からの下げは一服しているものの、160円に向けて買い戻しを強める雰囲気もなく、次の展開待ちの雰囲気も強まっている。 今週のFOMCに対する反応を待ちたい雰囲気のようだ。市場では追加利下げが確実視されており、市場は来年以降の見方に注目している。エコノミストからは「FRBは今週利下げを実施すると予想しているが、その後についてはデータ次第との姿勢を示すだろう」と述べている。短期金融市場では来年にかけて、今回を含めてあと3回か4回の利下げを見込んでいるが、今回のFOMCでは委員の金利見通し(ドット・プロット)も公表され、何らかのヒントが出るか注目される。 ただ、上記エコノミストは、パウエル議長が来年の利下げペース鈍化を示唆する可能性があるとも指摘している。労働市場の指標はまちまちで、最近のデータだけではFRBが積極利下げの継続を示すには説得力に欠けるという。もっとも、来年5月で議長が交代することから、その辺は未知数な部分も大きい。 このあとの日本時間0時のNYカットでのオプションの期日到来は155円と156円に観測。 8日(月) 155.00(13.3億ドル) 156.00(14.9億ドル) 10日(水) 156.00(8.8億ドル) 11日(木) 155.00(9.0億ドル) 156.00(16.7億ドル) MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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