プラチナ午前=プラチナがまちまち、先限は買い優勢も上値重く推移

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【市況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナがまちまち。前日のニューヨークプラチナ
が総じて小幅安も1ドル=155円台後半の円安に相殺され、日中取引の序盤は限月間
で方向性を欠き、まちまちで推移。その後、ドル建て現物相場が小高くなったことから
買い優勢となる限月が目立った。しかし期中と期先8月限は手じまい売り圧力が強く、
軟化を強いられた。先限は上値重く推移。かろうじてプラスサイドを維持。
 パラジウムの商いは成立しなかった。
 午前11時22分現在の前営業日比は、プラチナが26円安〜56円高、プラチナミ
ニが11.0円安〜40.0円高、プラチナスポットが42円安、パラジウムが出来
ず。
 午前11時22分現在の出来高は、プラチナが2183枚、プラチナミニが462
枚、プラチナスポットが1405枚、パラジウムが0枚。
【プラチナ先限が小幅高、来年の米金利引き下げが継続されるかがカギ】
 プラチナは先限が小幅高。金期先が小幅安状態から抜け出せないことが圧迫要因だ
が、12月当限が8200円台に乗せる上昇となり、逆ザヤに売りなし状態で先限は堅
調。ただ商いは低迷しており、新規買いは見送り。9日から10日に開催の米連邦公開
市場委員会(FOMC)の結果待ちムード。
 今回のFOMCで追加利下げは、ほぼ織り込み済み。来年の米金融政策に関して、さ
らなるハト派的なスタンスが示され、来年も米追加利下げ継続されるかが、目先のプラ
チナ価格のカギを握る。
 プラチナ先限は夜間取引で7664円まで下落。7650円が支持線となり、前日の
安値7620円まで下落することなく、夜間取引の終盤から戻り歩調となった。日中取
引は7772円まで上昇。夜間取引の前半につけた高値7782円を試す前に上げ幅を
縮小し、7750円割れ。
【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、小幅高。朝方の1644ドル台で買い支えられ、そ
の後、1650ドル台に浮上。金が堅調に推移からジリ高となり、1657ドル台を受
賞。戻り売り圧力が強く、1650ドル台前半で推移。
 午前11時20分現在、プラチナは1650.70ドル、パラジウムが1473.
26ドルで推移。前営業日の大引け時点はプラチナが1657.80ドル、パラジウム
が1467.40ドル。
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