ドル円、155円台に下落 次第にドル売り 警戒したほどタカ派ではないとの印象も=NY為替

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 FOMCの結果発表と、その後のパウエル議長の会見を受けて、為替市場は次第にドル安の反応が強まっている。ドル円は発表直後に156円台で上下動していたが、徐々に売りが強まる展開。

 FOMCの結果は予想通りに0.25%ポイントの利下げを実施した。注目のFOMC委員の金利見通し(ドット・プロット)は、中央値で来年は1回の利下げを見込んでいる。ただ、短期金融市場では2回の利下げ織り込みで変わらず。

 一方、来年は据え置き、もしくは利上げを見込む委員が7名いたほか、経済見通しでは26年のGDP見通しを9月時点から大幅に上方修正している。若干タカ派な雰囲気もうかがえるものの、パウエル議長の会見も市場が警戒していたほどタカ派ではなかったとの見方も出ている。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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