NYプラチナ市況=反落、米FOMC前の利食い売りで

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
 プラチナ   (26/ 1)  1710.5     1713.9      1641.6      1647.2    - 53.3
         (26/ 4)  1734.0    1736.9      1666.7      1672.1    - 52.7
 パラジウム  (26/ 3)  1553.50    1553.50     1485.00     1487.50   - 55.70
         (26/ 6)  1564.00    1564.00     1507.00     1507.10   - 55.10
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
 プラチナ          46,080         36,661        90,356       (+  1,385)
 パラジウム          6,752          5,456        20,773       (+    408)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
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・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          48,057.75  + 497.46
     前日  156.89/91   1.1626/28   ・ナスダック         23,654.15  +  77.66
     本日  155.92/94   1.1693/95   ・10年米国債利回り      4.15  -   0.04
・NY原油  (26/ 1)   58.46 + 0.21  ・SPDR保有金残高  1,047.97  -   1.14
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
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 プラチナ系貴金属(PGM)は反落。前日比はプラチナが53.3〜48.2ドル
安、中心限月の1月限が53.3ドル安、パラジウムは55.70〜49.20ドル
安、中心限月の3月限は55.70ドル安。
 プラチナ1月限は反落。時間外取引では、米連邦公開市場委員会(FOMC)を控え
た利食い売りが出た。欧州時間に入ると、軟調となった。日中取引では、手じまい売り
が出て下げ幅を拡大した。米FOMC後はドル安を受けて下げ一服となった。
 パラジウム3月限は手じまい売りが出て軟調となった。
 プラチナ1月限は時間外取引を1676.3〜1713.9ドルのレンジで推移し、
前日比21.7ドル安の1678.8ドルとなった。1月限は高寄りしたのち、米連邦
公開市場委員会(FOMC)を控えた利食い売りが出た。欧州時間に入ると、軟調とな
った。
 日中取引では、手じまい売りが出て下げ幅を拡大し、1641.6ドルまで下落し
た。米連邦公開市場委員会(FOMC)はドル安を受けて1673.4ドルまで戻し
た。
 米連邦公開市場委員会(FOMC)は、主要政策金利を0.25ポイント引き下げる
ことを決定した。利下げは3会合連続。また2026年については、利下げ1回との見
通しを維持した。
 パラジウム3月限は、時間外取引を1528.50〜1553.50ドルのレンジで
推移し、前日比12.70ドル安の1530.50ドルとなった。3月限は高寄りした
のち、米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えた利食い売りが出た。欧州時間に入る
と、軟調となった。
 日中取引では、手じまい売りが出て1485.00ドルまで下落した。米連邦公開市
場委員会(FOMC)はドル安を受けて1510.50ドルまで戻した。
 9日のナイメックス指定倉庫在庫は、プラチナが前日比変わらずの61万4561オ
ンス、パラジウムは5476オンス増の18万9230オンス。
今日の材料
・欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は、対ウクライナ金融支援措置に関する欧州
連合(EU)の最新提案は、これまでで最も国際法に準拠した内容となっているとの認
識を示した。
・英独仏首脳は、トランプ米大統領と電話会談を行い、米国が主導するウクライナ和平
計画について協議した。
・欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのシムカス・リトアニア中銀総裁は、これ以
上ECBは金利を引き下げる必要はないとの見解を示した。
・第3四半期の米雇用コスト指数(ECI)は前期比0.8%上昇し、伸びは市場予想
の0.9%上昇を若干下回った。前四半期は0.9%上昇していた。労働市場の軟化が
賃金の伸びを抑制しており、サービスインフレにとって好ましい兆候を示唆した。
・カナダ銀行は、政策金利である翌日物金利の誘導目標を2.25%に据え置いた。据
え置きは大方の予想通り。マックレム中銀総裁は、米貿易政策の影響に対しカナダ経済
は総じて底堅いとの見方を示した。
・欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は、ECBは来週の理事会で経済成長率見通
しを引き上げる可能性があるとの見方を示した。
・米連邦公開市場委員会(FOMC)は、主要政策金利を0.25ポイント引き下げる
ことを決定した。利下げは3会合連続。また2026年については、利下げ1回との見
通しを維持した。
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