【市況】 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが軒並み反落。ニューヨーク大幅反落と円 高を受けて売り優勢で始まった。その後、下値の堅さを確認後、先限から下げ幅を縮 小。金が小幅高ながら堅調に推移に加え、ドル建て現物相場が緩やかに上昇が支援材料 となり、期先は一時、小幅高に浮上する場面があった。しかし金の上値が重いことや、 円相場が堅調に推移から戻り売りで2ケタ安に軟化。 パラジウムの商いは成立しなかった。 午前11時35分現在の前営業日比は、プラチナが72〜28円安、プラチナミニが 233.0円安〜16.0円高、プラチナスポットが53円安、パラジウムが出来ず。 午前11時35分現在の出来高は、プラチナが4956枚、プラチナミニが662 枚、プラチナスポットが1575枚、パラジウムが0枚。 【プラチナは金・銀と比べ割安感】 プラチナは売り優勢。米連邦公開市場委員会(FOMC)で予想通り追加利下げが発 表され米長期金利が低下、ドル安となり、11日のニューヨーク金、プラチナとも時間 外取引では反発。プラチナ期近1月限は1680ドル台を回復している。前日の下げ幅 を取り戻すには至っていないが、金、銀と比べ割安感はある。 プラチナ先限は夜間取引の後半に7693円まで下落。9日の安値7664円を試す までの下落にはならず。日中取引に入り、戻り歩調となり、8円高の7873円まで浮 上する場面があった。しかしプラスサイドでは買いが続かず、7820円台まで下落。 【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】 プラチナのドル建て現物相場は、堅調。朝方の1661ドル台に上昇後に1649ド ル台に押し目形成となった。午前9時過ぎから再上昇となり、一時1672ドル台まで 上げ幅を拡大した。 午前11時40分現在、プラチナは1669.50ドル、パラジウムが1481. 23ドルで推移。前営業日の大引け時点はプラチナが1671.41ドル、パラジウム が1496.79ドル。 MINKABU PRESS
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