きょうの為替市場は前日のFOMC後のドル安が続く中、ユーロドルは買いが強まっている。1.17ドル台半ばまで買い戻されており、100日線を上放れる展開が見られている。9月中旬に付けた年初来高値1.1920ドルを試しに行く展開になるか注目される。一方、ユーロ円は181円台に一旦下落したものの、182円台半ばに戻す展開。 一部からは、ユーロはFRBとECBの金融政策の格差で、さらなる上昇の可能性があるとの見方が出ている。今回の上昇は、前日のFRBの利下げおよび来年の追加利下げ期待を反映している一方、ECBは政策当局者が成長見通しについて楽観的な見方を示す中、来週の理事会での据え置きが確実視されている。市場はECBの利下げを織り込まなくなっているが、利上げを織り込むのも時期尚早と見ている状況。 ユーロドルは年末までに1.18ドル台まで上昇する可能性が指摘されているが、それには来週の米雇用統計の低調な結果、またはECBの成長見通しの上方修正がきっかけとなる可能性があるという。 EUR/USD 1.1757 EUR/JPY 182.44 EUR/GBP 0.8756 MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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