アジア株 上海株4日続落、不動産安定化約束も詳細不明で失望売り 来年の支援策は控えめか

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
アジア株 上海株4日続落、不動産安定化約束も詳細不明で失望売り 来年の支援策は控えめか

東京時間11:16現在
香港ハンセン指数   25761.99(+231.48 +0.91%)
中国上海総合指数  3850.70(-22.62 -0.58%)
台湾加権指数     28146.24(+121.49 +0.43%)
韓国総合株価指数  4162.55(+51.93 +1.26%)
豪ASX200指数    8687.70(+95.65 +1.11%)

アジア株は上海を除いて上昇、ダウ大幅高を受け買い優勢で始まった。米新規失業保険申請件数の急増を受け米利下げ期待が広がっている。来週は11月(一部10月分含む)の米雇用統計と消費者物価指数のほか、10月分の小売売上高も発表される。総じて弱い内容となれば来年の早期追加利下げへの期待が一段と高まるだろう。

上海株は4営業日続落、11月25日以来の安値をつけている。北京万通新発展集団や海航基礎施設投資集団、紅星美凱龍家居集団など不動産株が下落。銀行やハイテク、医療品、消費者サービス関連も軒並み下落している。

来年も大規模な支援策は期待できなか。中央経済工作会議が終了、政府は適度に緩和的な金融政策を継続する。投資の急激な落ち込みを食い止め、悪化する住宅市場を安定させることを約束。消費拡大や所得増加計画を実施し国内市場の活性化を図ると発表した。

ただ、詳細は明かさず。不動産市場安定化に向けた強力な措置が発表されず、市場には失望感が広がっている。

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