海外サマリー(12日)

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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海外主要銘柄の中心限月の相場表(限月、終値、前営業日比)
NY金     2026/ 2 4,328.5  + 15.5  シカゴ大豆  2026/ 1 1,076.75  -16.75
NY銀     2026/ 3 6,204.0  -255.2  シカゴコーン 2026/ 3   440.75  - 5.75
NYプラ    2026/ 1 1,763.0  + 49.8  NY原油   2026/ 1    57.44  - 0.16
NYパラ    2026/ 3 1,533.50 -  9.40 ドル・円               155.81  + 0.26
*ドル・円は日本時間の午前5時30分現在。貴金属、原油、大豆、コーンは暫定値。
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◎NY外為=ドル円は155円台に下落
 為替市場でドル円は155円台に再び値を落としている。本日は、今週のFOMC以
降のドル安が一服しており、ドル円も緩やかに上昇。156円台まで回復していた。
 しかし、買戻しを強める動きまではなく小康状態といったところの中、米株式市場が
AI関連中心に売りが優勢となっていることから、ドル円も上値を抑えられている。
 来週の日銀決定会合での利上げ期待が急速に高まっているが、ロンドン時間に日銀が
利上げで調整に入ったと伝わっていたことも圧迫。日銀が来週公表する12月短観で、
米国の高関税政策の影響が限定的であることや、来年の春闘に向けた企業の賃上げ姿勢
などを確認した上で最終的に判断するという。政府も容認する方向だと伝えている。
◎NY貴金属=金が続伸、ドル安も米利下げ反対で上げ一服
 ニューヨーク金は続伸、銀は反落。
 金2月限は続伸。時間外取引では、利食い売りが出たが、押し目は買われ、もみ合い
となった。欧州時間に入ると、買い優勢となった。日中取引では、ドル安が支援要因と
なったが、米金融当局者の利下げ反対意見を受けて上げ一服となった。
 銀3月限はドル安を受けて一代高値を更新したのち、米金融当局者の利下げ反対意見
を受けて急落した。
 プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナが続伸、パラジウムは反落。
 プラチナ1月限は続伸。時間外取引では、中国の積極的財政政策などを受けて押し目
を買われた。欧州時間に入ると、金堅調につれ高となった。日中取引では、ドル安や金
堅調が支援要因になったが、米金融当局者の利下げ反対意見を受けて上げ一服となっ
た。
 パラジウム3月限はドル安が支援要因になったが、米金融当局者の利下げ反対意見を
受けて急落した。
◎LME=反落、米利下げ反対や株安で
 アルミ3カ月物は反落。2893ドルで安寄りしたのち、押し目を買われ、2908
ドルまで上昇した。買い一巡後は上げ一服となった。欧州時間に入ると、株安に上値を
抑えられた。米国の時間帯に入ると、米金融当局者の利下げ反対などを受けて売り優勢
となり、2856ドルまで下落した。
 銅3カ月物は反落。1万1819ドルで小幅安で取引を開始した。欧州時間の株安に
上値を抑えられたが、押し目を買われ、1万1952ドルまで上昇した。米国の時間帯
に入ると、米金融当局者の利下げ反対などを受けて売り優勢となり、1万1451ドル
まで下落した。
◎NY原油=小幅続落、供給過剰懸念のなかベネズエラ緊迫化が下支え
 ニューヨーク原油は小幅続落。
 今週の3機関(OPEC、EIA、IEA)の月報で供給過剰が確認されて弱材料と
なるなか、この日は米株安も上値抑制要因となったが、米国とベネズエラの関係が一触
即発まで緊迫化していることで下値も支えられて、前日の安値を割り込むことはなく、
比較的小幅なもみ合いで推移した。
◎シカゴ大豆・コーン=反落、デイリー輸出報告続くも南米の豊作見通しで
 大豆は急反落。
 この日も米農務省(USDA)がデイリー報告で中国向けの大口輸出成約を発表した
ものの、今週発表されたアルゼンチンの農産物の輸出税の引き下げに加えて、25/
26年度のブラジル産大豆生産高について、複数の大豊作見通しが出てきたことで、
12月に据え置きとなった米農務省(USDA)見通しの今後の上方修正は必至との弱
気の見方から大きく売られた。

 コーンは反落。
 この日も米農務省(USDA)がデイリー報告で大口輸出成約を発表したものの、大
豆がブラジルの大豊作見通しで急落したことに圧迫されるなか、コーンも今週発表され
たアルゼンチンの農産物の輸出税の引き下げに加えて、ブラジルやアルゼンチンから
USDA見通しを上回る生産高見通しが出てきたことに圧迫された。
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