【本日の見通し】ドル円は今週この後のイベントにらむ動き 今週は16日に11月の米雇用統計、18日に米消費者物価指数(CPI)の発表が予定されている。雇用統計は非農業部門雇用者数のみ10月分も合わせて公表される予定。18日に英中銀、ECB、19日に日銀の金融政策発表も控えており、週の初めはやや様子見ムードとなりそう。ドル円は155円台から156円台半ばにかけてのレンジが中心となりそう。 日銀の利上げは織り込み済みで円高の流れは一服。もっとも上値では売りが出る流れとなりそう。米雇用統計と米CPIは結果次第で来年の利下げ見通しに変化をもたらす可能性。先週の米FOMCでメンバーの予想は来年1回の利下げを中央値としたが、市場は2回を織り込んでおり、乖離が生じている状況。こうした状況に指標の結果がどのように影響してくるのかが注目される。 ユーロドルは1.17台中心とした推移が見込まれる。上下ともに大きな動意なく、落ち着いた動きとなりそう。 ユーロ円は183円ばさみでの推移か。やや堅調地合いも、ここからの上値追いには少し慎重となりそう。 ポンドドルは1.33台を中心とした推移が見込まれる。英中銀は利下げがほぼ織り込まれている。サプライズはなさそうで、注目は投票の内訳となりそう。9名中何名が据え置き主張に回るかで今後の利下げ期待に影響が出てくる。 ポンド円は208円台を中心とした推移が見込まれる。しっかりの展開が続くが、209円超えのポンド買いには慎重。 MINKABUPRESS 山岡
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