【市況】 金は続伸。ニューヨーク高を受けて買い優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相 場の押し目を買われたことや、円安を受けて堅調となった。銀はニューヨーク安を受け て先限が下落した。一方、8月限は上昇した。 午前11時2分現在の前営業日比は、金標準が125〜255円高、金ミニが 213.0円安〜273.0円高、ゴールドスポットが1069円高、銀が3.1円安 〜1.0円高。 午前11時2分現在の出来高は、金が3万6446枚、金ミニが2万9486枚、ゴ ールドスポットが1355枚、銀が8枚。 【NY金はドル安も米金融当局者の利下げ反対で上げ一服】 金はドル安が支援要因になった。米労働市場の下振れリスクが懸念されるなか、ドル 安に振れた。ただ米金融当局者の利下げ反対が目立った。米クリーブランド地区連銀の ハマック総裁は、現時点での自身の経済見通しを踏まえると、連邦準備理事会(FR B)の金融政策は現行より引き締め的であることが望ましいとの考えを示した。今週は 11月の米雇用統計や米消費者物価指数(CPI)の発表がある。 ウクライナのゼレンスキー大統領は、ロシアの将来的な侵攻を防ぐ手段として、北大 西洋条約機構(NATO)加盟という長期目標に代わる形で、米欧による安全保障を受 け入れる可能性を示唆した。 金先限は夜間取引で10月20日以来の高値2万2124円を付けた。ニューヨーク 高が支援要因になった。円相場は1ドル=155円台後半の円安に振れた。銀先限は 303.0円まで下落した。 【ドル建て現物相場】 金のドル建て現物相場は、堅調。きのうの海外市場では、ドル安が支援要因になった が、米金融当局者の利下げ反対を受けて上げ一服となった。アジア市場では、朝方の 4304.96ドルから、押し目を買われた。 午前11時現在、4322.71ドルで推移、銀は6257セントで推移。前営業日 の大引け時点は金が4281.01ドル、銀が6373セント。 MINKABU PRESS
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