NY原油市況=続落、ウクライナ和平協議が大詰め

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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ニューヨーク原油(NYMEX)
              始 値     高 値   安 値   帳入値   前日比
  2026/01     57.50       57.80       56.40       56.82        - 0.62
  2026/02     57.33       57.61       56.23       56.67        - 0.57
  2026/03     57.08       57.44       56.11       56.56        - 0.52
  推定出来高        前日出来高      前日取組高 (前々日比)
     未入電              616,541             1,901,207    ( + 13,278)
                     帳入値  前日比
      ヒーティングオイル    2026/01     218.06    - 1.74
                            2026/02     217.31    - 1.64
         改質ガソリン       2026/01     173.23    - 1.98
                            2026/02     173.67    - 1.96
注:4本値は立会い取引終了までの値段で、立会い取引終了後の電子取引の値段は含み
  ません。電子取引が立会い取引までの高値および安値を更新した場合、相場表の高
  値および安値と市況内の相場表の4本値は異なります。
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 ニューヨーク原油の期近は続落。終値の前営業日比は、期近2限月は0.62〜
0.57ドル安。その他の限月は0.52ドル安〜0.04ドル高。
 ウクライナの和平協議が大詰めを迎えていることが相場を圧迫した。14日からドイ
ツのベルリンで米国やウクライナの交渉団が協議しており、大部分の争点が解消された
と見られている。米高官は記者団に対して、争点の90%は解決したと語った。時事通
信が報道している。また、メルツ独首相によると、北大西洋条約機構(NATO)の第
5条のような安全保障をウクライナに提供することで米国と欧州が合意した。
 ベルリンでの日中の協議はいったん終了したものの、現地時間の夜間に入って再開し
た。米国とウクライナの交渉団のほか、ウクライナのゼレンスキー大統領、マクロン仏
大統領やメルツ独首相、スターマー英首相、トゥスク・ポーランド首相、メローニ伊首
相、ウルズラ・フォン・デア・ライエン欧州委員長、ルッテNATO事務総長が出席す
る。報道では、ポーランド首相、デンマーク首相、オランダ首相、スウェーデン首相の
姿も映っている。トランプ米大統領も電話で参加する可能性があるという。
 時間外取引で1月限は57.80ドルまで上げた後にマイナス転換した。通常取引が
始まると売りが強まって56.40ドルまで下落し、10月以来の安値を更新。
 改質ガソリンとヒーティングオイルの期近は続落。原油安が重しとなった。
今日の材料
・米国はウクライナに、領土割譲と引き換えに強固な安全保障を提案=米アクシオス
・和平協議ではザポリージャ州の電力が引き続き争点=報道
・(ウクライナ和平に)これまで以上に合意に近づいていると思う=トランプ米大統領
・最近、プーチン大統領と直接話した=同上
・戦争が始まって以来初めて、ウクライナ停戦が今や可能に思える=独首相
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