金・銀午前=金は反落、現物安が圧迫

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【市況】
 金は反落。ドル建て現物相場の下落を受けて売り優勢で始まった。その後は、円高が
圧迫要因になる場面も見られたが、円高が一服すると、もみ合いとなった。銀はニュー
ヨーク高を受けて期先2本が上昇した。
 午前11時3分現在の前営業日比は、金標準が249〜156円安、金ミニが
156.0円安〜77.0円高、ゴールドスポットが847円高、銀が2.1〜3.0
円高。
 午前11時3分現在の出来高は、金が1万3544枚、金ミニが1万0296枚、ゴ
ールドスポットが1146枚、銀が2枚。
【NY金はドル安も利食い売りで上げ一服】
 金はドル安が支援要因になった。主要中銀の政策決定などを控えてドル安に振れた。
今週は日銀金融政策決定会合や欧州中央銀行(ECB)理事会、英中銀の会合がある。
一方、米ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は、FRBは先週決定した利下げを受
け、今後の状況に対応できる良い位置にあるとの見解を示した。 ミラン理事は、FR
Bの2%目標を上回る現行のインフレ率は根本的な需給動向を反映していないとの認識
を示した。
 欧州各国の首脳は、ウクライナのロシアに対する領土譲歩の可能性に関するいかなる
決定も、欧州主導の多国籍軍を含む強力な安全保障体制が確立された場合にのみ行うこ
とができるという点で合意したと発表した。
 金先限は夜間取引で2万1822円まで下落した。ニューヨーク市場で利食い売りが
出たことが圧迫要因になった。円相場は1ドル=154円台後半まで円高に振れた。銀
先限は310.0円まで上昇した。
【ドル建て現物相場】
 金のドル建て現物相場は、もみ合い。きのうの海外市場では、ドル安が支援要因にな
ったが、利食い売りが出て上げ一服となった。アジア市場では、朝方の4306.77
ドルから、押し目を買われる場面も見られたが、上げ一服となった。
 午前11時現在、4306.60ドルで推移、銀は6367セントで推移。前営業日
の大引け時点は金が4344.43ドル、銀が6314セント。

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