アジア株 上海株3週間ぶり安値、投資家心理悪化 当局が大規模支援策に消極的 東京時間11:15現在 香港ハンセン指数 25232.94(-395.94 -1.54%) 中国上海総合指数 3826.04(-42.22 -1.09%) 台湾加権指数 27547.63(-319.31 -1.15%) 韓国総合株価指数 4023.15(-67.44 -1.65%) 豪ASX200指数 8610.60(-24.44 -0.28%) アジア株は下落、ナスダック3営業日続落を受けハイテク関連が下落している。また、今夜の米11月雇用統計や10月小売売上高の発表への警戒感も高まっている。米政府閉鎖の影響で今夜の雇用統計は通常と異なるため、結果が出ても市場は反応しにくいだろう。 上海株は約3週間ぶり安値、景気減速懸念が高まっている。MSCI中国指数は10月高値からの下落率が10%を超えており、このままいけば調整局面入りする。 中国11月の小売売上高が前年比+1.3%と前回+2.9%から急減し、新型コロナウイルスのパンデミック時を除いて過去最低の伸びとなった。弱い統計を受け当局が年明け早々にも支援策を打ち出すとの見方が広がっている。 ただ、大規模支援策は期待できない。中国政府は2024年の「緊急危機対応の枠組み」から脱却し、来年は「質と効率を重視した予防的措置」へ転換する方針だ。米中貿易摩擦が緩和したこともあり、積極的な支援策ではなく予防的な措置を講じる見通し。 香港株は大幅下落。アリババやシャオミ、バイドゥ、快手科技、美団、テンセントホールディングス、シャオミなどハイテク関連の下げが目立つ。 韓国市場と台湾市場でもハイテク関連が総じて下落している。
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