NY原油市況=続落、2021年以来の安値を更新

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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ニューヨーク原油(NYMEX)
              始 値     高 値   安 値   帳入値   前日比
  2026/01     56.68       56.70       54.98       55.27        - 1.55
  2026/02     56.49       56.54       54.89       55.13        - 1.54
  2026/03     56.38       56.42       54.84       55.05        - 1.51
  推定出来高        前日出来高      前日取組高 (前々日比)
     未入電              738,179             1,921,475    ( + 20,268)
                     帳入値  前日比
      ヒーティングオイル    2026/01     212.86    - 5.20
                            2026/02     211.98    - 5.33
         改質ガソリン       2026/01     168.09    - 5.14
                            2026/02     168.52    - 5.15
注:4本値は立会い取引終了までの値段で、立会い取引終了後の電子取引の値段は含み
  ません。電子取引が立会い取引までの高値および安値を更新した場合、相場表の高
  値および安値と市況内の相場表の4本値は異なります。
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 ニューヨーク原油の期近は続落。終値の前営業日比は、期近2限月は1.55〜
1.54ドル安。その他の限月は1.51〜1.27ドル安。
 ドイツのベルリンでの協議を経て、ウクライナ和平案がクリスマスまでに合意に至る
との観測が強まっていることが引き続き相場を圧迫した。ウクライナのゼレンスキー大
統領はロシアへの和平案は数日以内に提示される述べ、米国との交渉は最終段階にある
との認識を示した。
 米国はウクライナに領土割譲と引き換えに強固な安全保障を提案するもよう。北大西
洋条約機構(NATO)の第5条のような安全保障と報道されているものの、ベルリン
での協議後に欧州首脳が発表した共同声明では「国際的な境界線は武力によって変更さ
れてはならない」と再確認されており、ドンバス地方などウクライナ東部がロシアに割
譲されるのか不透明。米ポリティコは、ウクライナが安全保障の提案を受け入れるかど
うか考える時間は限られていると伝えている。
 ロシアはクリスマスの一時停戦を拒否した。停戦が戦争を続けるための準備に利用さ
れる可能性がある。ただ、和平案が合意に至れば停戦はありうるという。
 時間外取引で1月限は下落。通常取引開始後は54.98ドルまで下げ幅を拡大し、
中心限月として2021年2月以来の安値を更新した。
 改質ガソリンとヒーティングオイルの期近は続落。原油安が重しとなった。
今日の材料
・米原油在庫の市場予想は前週比200万バレル減
・トランプ米大統領、現地時間の18日午後9時にホワイトハウスで会見
・露大統領府、10月16日以降に米ロ首脳の会話はない=タス通信
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