プラチナ午前=プラチナが大幅続伸、NY高を引き継ぐ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【市況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが大幅続伸。ニューヨーク高を受けて買い
優勢で始まった。その後は、金や原油の上昇などを受けて買い戻し主導で急伸した。パ
ラジウムの商いは成立しなかった。
 午前11時2分現在の前営業日比は、プラチナが300〜419円高、プラチナミニ
が388.5〜420.0円高、プラチナスポットが785円高、パラジウムが出来
ず。
 午前11時2分現在の出来高は、プラチナが9691枚、プラチナミニが1795
枚、プラチナスポットが4330枚、パラジウムが0枚。
【NYプラチナは踏み上げの動きやドル安が支援】
 プラチナは踏み上げの動きやドル安が支援要因になった。米失業率の上昇や米総合購
買担当者景気指数(PMI)速報値の低下を受けてドル安に振れた。また欧州連合(E
U)欧州委員会はドイツ、イタリア、欧州自動車業界からの強い圧力を受け、2035
年以降に内燃機関(エンジン)車の新車販売を禁止する措置を後退させ、電気自動車
(EV)以外の販売継続を部分的に認める見通しだ。
 トランプ米大統領は、ベネズエラに出入港する全ての制裁対象の石油タンカーについ
て「封鎖」を命じると発表した。米大統領は「われわれの資産の窃盗に加え、テロリズ
ム、麻薬密輸、人身売買など多くの理由により、ベネズエラ政権は外国テロ組織に指定
された」と投稿した。
 プラチナ先限は上場来高値8797円を付けた。ニューヨーク高が支援要因になっ
た。踏み上げの動きが継続した。円相場は1ドル=154円台後半で円高に振れた。

【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、堅調。朝方の1837.00ドルから、買い優勢と
なった。
 午前11時現在、プラチナは1896.54ドル、パラジウムが1599.31ドル
で推移。前営業日の大引け時点はプラチナが1807.30ドル、パラジウムが
1567.50ドル。
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