ゴム午前=買い先行、日中取引の上海高を好感

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【市況】
 ゴムRSS3号は買い先行。寄り付きでは、上海夜間安を受けて、夜間取引の上げ幅
を縮小し、一部限月はマイナスに振れた。だが、中盤に入ると、日中取引の上海ゴムが
買い先行となったことから、地合いを引き締めている。TSR20は出来ず。
 午前11時44分現在のRSS3号は前営業日比変わらず〜5.5円高。活発限月の
5月限は同4.1円高の331.1円、期先26年11月限は出来ず、推定出来高は
292枚(夜間取引含む)。上海天然ゴム先物は、同変わらず〜25ポイント高、推定
出来高は40枚(夜間取引を含む)。

【5月限は330円付近の攻防】
 今日午前のJPXゴムRSS3は、上海ゴムの中心限月の5月限が上昇したことを受
けて、買いが先行している。活発限月の5月限は、夜間取引で一時321.2円まで下
落し、5日の安値321.1円に接近したが、上海高を受けて、330円台まで上伸し
ている。
 チャート的には、5日以降、321〜330円前後でのレンジ相場となっている。積
極的に買い進む材料には乏しいが、ドル・円が円安方向に推移すれば、330円前後の
売り物をこなす可能性があるので注意したい。
【シンガポールの取引序盤と上海ゴム相場】
 シンガポールゴム市場は、RSS3号は出来ず。TSR20は買いが先行し、1.1
〜1.9セント高で推移している。
 上海ゴムは総じて上昇。午前11時00分現在、指標限月の2026年5月限は、前
営業日比135元高の1万5310元で推移している。

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