プラチナ市況=プラチナが大幅続伸、現物相場高で一時500円超の暴騰

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2025/12          2026/10    ドル建て現物価格 15:45 現在
金         21,630   +294    22,030  +260  : 4,329.17   +37.89
銀          297.0   +2.0     311.1 +11.0  : 6,608.00  +298.00
プラチナ     9,050   +339     8,835 + 444  : 1,906.60   +99.30
パラジウム   7,900   +100     7,900  +100  : 1,621.50   +54.00
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      15:45 現在 前営業日比        15:45 現在  前営業日比
ドル・円相場    155.36   -0.49  ユーロ・ドル相場   1.1720  -0.0030
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【市況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが大幅続伸。ニューヨーク高を受けて買い
優勢で始まった。その後は、金や原油の上昇などを受けて買い戻し主導で急伸した。先
限は正午前に380円超の上昇で推移。午後に入ると、ドル建て現物相場の一段高でさ
らの上げ幅を拡大し、一時500円を超える暴騰となった。2日連続で全限月が一代高
値を更新。先限は上場来高値をさらに更新。
 パラジウムの商いは成立しなかった。帳入値は100円高。
 前営業日比は、プラチナ、プラチナミニが339〜510円高、プラチナスポットが
528円高、パラジウムが100円高。
 推定出来高は、プラチナが1万4572枚、プラチナミニが2818枚、プラチナス
ポットが7632枚、パラジウムが0枚。
【プラチナ先限は買い過剰感が台頭】
 プラチナ先限は夜間取引で8515円の高値をつけた後、8378円まで軟化し、小
反落となる場面があった。しかし小幅安は続かずあっさりと反騰し、堅調に推移。日中
取引は高寄りし、そのまま棒上げ状態となり、午前中、8797円まで上昇。もちあい
で推移後、午後1時から一段高となり、8895円まで値を飛ばした。
 昨日よりさらに出来高が増加する上伸場面となった。前日の標準先物の総取組高は増
加。損切りの買い戻しが増えたが、投機的な新規買いも多かったことを示した。今日の
大幅続伸で新規買いが吉と出た格好だが、今日も新規買いは増えたもよう。先限の引け
での14日間の相対力指数(RSI)は76超え。25日移動平均線(7651円)か
らの上方乖離率は15%を超えており、買い過剰感が台頭している。

【ロコ・チューリッヒ(ドル建て相場】
 プラチナのドル建て現物相場は上伸。朝方の1837.00ドルから、買い優勢と
なった。午前中は1899ドル台で上値を抑えられたが、午後になり、1900ドルを
超え、1919ドル台まで値を飛ばした。高値を離れているが、1910ドル水準で推
移。
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