きょうの為替市場はNY時間に入って再びドル売りが優勢となっており、ポンドドルはロンドン時間の下げを取り戻している。ロンドン時間には一時1.32ドル台まで下落する場面も見られた。一方、ポンド円も207円台前半まで下落したものの、NY時間に入って208円台に上昇している。ポンド円は21日線の上をしっかりと維持されており、上昇トレンドが続いている。 ロンドン時間の下げはこの日発表の11月の英消費者物価指数(CPI)が前月比で予想外の低下となったことがポンドを押し下げている。明日は英中銀の金融政策委員会(MPC)の結果が公表されるが、市場では本日の英CPIで利下げが確実になったと見られている。 エコノミストは、英CPIはサービスとコアインフレの軟化により、物価圧力の粘着性は低下しているように見える一方、労働市場の緩和と経済の低迷により、インフレは引き続き低下軌道をたどる公算が大きいと述べている。26年には食品と燃料のコストが低下し、予算によるエネルギー料金の変更もあり、来夏までにインフレは2%に低下し、物価は大幅に低下するはずだという。 GBP/USD 1.3390 GBP/JPY 208.31 EUR/GBP 0.8775 MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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