NY金・銀市況=反発、米国のベネズエラ封鎖などで

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
   金      (26/ 2)  4333.5     4383.6      4330.7      4373.9     + 41.6
          (26/ 4)  4366.8     4414.4      4366.1      4405.5     + 41.6
   銀     (26/ 3)  6379.5     6718.0      6372.5      6690.1     +357.8
         (26/ 5)  6427.0     6760.0      6427.0      6739.9     +359.6
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
  金           220,851       225,827       471,093        (+  5,020)
  銀          157,720       103,326       152,921        (-  1,564)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
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・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          47,885.97  - 228.29
     前日  154.78/80   1.1747/49   ・ナスダック         22,693.32  - 418.14
     本日  155.70/72   1.1739/41   ・10年米国債利回り      4.15  +   0.01
・NY原油  (26/ 1)   55.94 + 0.67  ・SPDR保有金残高  1,051.69      0.00
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
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 ニューヨーク金、銀は反発。前日比は金が41.4〜43.0ドル高、中心限月の2
月限が41.6ドル高、銀が353.7〜362.3セント高、中心限月の3月限は
357.8セント高。
 金2月限は反発。時間外取引では、米国のベネズエラ封鎖を受けて買い優勢となっ
た。欧州時間に入ると、もみ合いとなった。日中取引では、米国のロシア制裁の可能性
やドル安を受けて買い優勢となった。
 銀3月限は米国のベネズエラ封鎖や金堅調を受けて買い優勢となり、一代高値を更新
した。
 ニューヨーク金2月限は反発。時間外取引では4330.7〜4373.6ドルのレ
ンジで推移、前日比15.2ドル高の4347.5ドルとなった。2月限は高寄りした
のち、米国のベネズエラ封鎖を受けて買い優勢となった。欧州時間に入ると、もみ合い
となった。
 日中取引では、米国のロシア制裁の可能性やドル安を受けて買い優勢となった。時間
外取引の高値を突破し、4383.6ドルまで上昇した。
 トランプ米大統領は、ベネズエラに出入港する全ての制裁対象の石油タンカーについ
て「封鎖」を命じると発表した。原油が上昇し、金や銀も逃避買いが入った。また米国
はロシアがウクライナとの和平合意を拒否する場合に備え、ロシアのエネルギー部門を
標的にした新たな制裁を準備している。
 ニューヨーク銀3月限は、時間外取引で6372.5〜6665.0セントのレンジ
で推移し、前日比265.2セント高の6597.5セントとなった。3月限は高寄り
したのち、米国のベネズエラ封鎖や金堅調を受けて買い優勢となった。欧州時間に入る
と、もみ合いとなった。
 日中取引では、ドル安や金堅調を受けて押し目を買われた。その後は、時間外取引の
高値を突破し、一代高値6718.0セントを付けた。
 12月16日のコメックス指定倉庫在庫は、金が前日比変わらずの3599万
1345オンス、銀は89万5355オンス減の4億5295万0783オンス。

今日の材料
・11月の英消費者物価指数(CPI)は前年比伸び率が3.2%で、10月の3.6
%から低下し、3月以来の低水準となった。市場予想は3.5%。
・ロシアのプーチン大統領は、ロシアは外交的手段あるいは軍事的手段でウクライナに
おける目標を達成し、同国での「安全保障上の緩衝地帯」の拡大を目指すとの考えを示
した。
・12月の独IFO業況指数は87.6と、前月改定値の88.0から予想外に低下し
た。市場予想は88.2。
・米連邦準備理事会(FRB)のウォラー理事は、雇用市場の軟化が懸念される中、F
RBには依然として金利を引き下げる余地があるとの認識を示した。
・米連邦準備理事会(FRB)のウォラー理事は、トランプ米大統領がFRBの独立性
に異議を唱えた場合、「絶対に」FRBの独立性を擁護すると述べた。
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