●短期見通し金、過去最高値更新を見据える=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 値固めから上昇再開を打診する展開が続く見通し。米金融政策環境の評価が短期テー
マになっているが、米連邦公開市場委員会(FOMC)後の米金利低下・ドル安が好感
される。ここから急激な利下げが想定されている訳ではないが、来年も追加利下げがメ
インシナリオになっている。18日の11月消費者物価指数も、利下げ停止を促す内容
にならない見通し。銀やプラチナといった他貴金属相場の上昇率が大きくなっているこ
とは、足元の高騰は中央銀行や機関投資家主導ではなく、個人投資家やファンド主導で
あることを示唆している。この環境で金上場投資信託(ETF)残高が増加傾向を強め
ると、先高観がさらに強化され、過去最高値更新を見据えた展開が続く見通し。貴金属
市場全体の上昇の勢いがいつまで続くのかを見極めたい。
(マーケットエッジ・小菅 努)

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