ゴム午前=総じて堅調、ただし日中取引の上海は伸び悩み

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【市況】
 ゴムRSS3号は総じて堅調。寄り付きでは、上海夜間高や1ドル=155円台半ば
の円安を好感し、買いが先行した。ただ、中盤に入ると、日中取引の上海ゴムが伸び悩
みを見せていることから、上値が重くなっている。TSR20は出来ず。
 午前11時38分現在のRSS3号は前営業日比4.2円安〜1.5円高。活発限月
の5月限は同1.5円高の334.8円、期先26年11月限は出来ず、推定出来高は
109枚(夜間取引含む)。上海天然ゴム先物は、同20〜30ポイント高、推定出来
高は36枚(夜間取引を含む)。

【5月限は340円を目指すか】
 今日午前のJPXゴムRSS3は、総じて堅調に推移している。活発限月の5月限
は、一時335.9円まで上昇した。前日の大幅高で、これまで上値を抑えていた
330円付近をしっかり上抜いており、上値余地が広がったようだ。
 チャート的には、節目の340円まで特に目立った抵抗線は見当たらない。産地相場
の反発や上海ゴムの上昇があれば、340円や11月28日に付けた一代の高値34
4.4円を視野に入れた展開となりそうだ。
【シンガポールの取引序盤と上海ゴム相場】
 シンガポールゴム市場は、RSS3号は出来ず。TSR20は買いがやや先行し、
0.1〜0.3セント高で推移している。
 上海ゴムは上昇。午前11時00分現在、指標限月の2026年5月限は、前営業日
比140元高の1万5415元で推移している。

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