NY原油市況=小幅続伸、ベネズエラの緊迫感や和平巡る不透明感で

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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ニューヨーク原油(NYMEX)
              始 値     高 値   安 値   帳入値   前日比
  2026/01     56.90       57.03       55.88       56.15        + 0.21
  2026/02     56.77       56.85       55.73       56.00        + 0.19
  2026/03     56.62       56.69       55.63       55.86        + 0.15
  推定出来高        前日出来高      前日取組高 (前々日比)
     未入電              840,693             1,874,640    ( - 28,198)
                     帳入値  前日比
      ヒーティングオイル    2026/01     213.16    - 1.79
                            2026/02     212.47    - 1.41
         改質ガソリン       2026/01     170.13    + 0.70
                            2026/02     170.69    + 0.77
注:4本値は立会い取引終了までの値段で、立会い取引終了後の電子取引の値段は含み
  ません。電子取引が立会い取引までの高値および安値を更新した場合、相場表の高
  値および安値と市況内の相場表の4本値は異なります。
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 ニューヨーク原油の期近は小幅続伸。終値の前営業日比は、期近2限月は0.19〜
0.21ドル高。その他の限月は0.01ドル安〜0.15ドル高。
 米国がまもなくベネズエラに軍事侵攻を開始するとの警戒感が相場を支えた。米国が
制裁対象のタンカーがベネズエラから出入りするのを封鎖しようとしている一方、ベネ
ズエラ海軍はタンカーの護衛を開始しており、米国の次の動きが意識されている。た
だ、ロシア政府はベネズエラを同盟国で、パートナーであるとあらためて発表してお
り、米国をけん制している。
 ベッセント米財務長官が、ロシアに対する追加制裁を準備しており、早ければ来週に
も発動すると警告したことも支援要因。ウクライナ和平案について、今週末に米国とロ
シアの代表団は米フロリダ州マイアミで協議すると報道されており、米国はロシアに合
意を迫っているもよう。
 時間外取引で2月限は56.85ドルまで上昇した後に上げ幅を縮小。一時
55.73ドルまでマイナス転換する場面もあった。通常取引開始にかけては再び強含
んだが押し戻され、上値が抑えられつつ引けた。
 改質ガソリンの期近は続伸。ヒーティングオイルの期近は反落。石油製品は売り買い
が交錯した。
今日の材料
・ドンバス地域から部隊を撤退させる用意はない=ゼレンスキー大統領
・FRB議長候補3−4名と協議中=トランプ米大統領
・次期FRB議長は数週間後に発表する=同上
※本文中の限月を1月限から2月限に変更します。
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