NYプラチナ市況=続伸、予想以下の米CPIやドル安で

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
 プラチナ   (26/ 1)  1931.7     1995.6      1923.0      1960.9    + 22.8
         (26/ 4)  1969.9    2032.1      1960.0      1997.5    + 25.1
 パラジウム  (26/ 3)  1728.50    1792.00     1713.00     1774.80   + 54.80
         (26/ 6)  1751.00    1816.50     1751.00     1802.40   + 56.60
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
 プラチナ          71,182         65,937        94,442       (-  2,653)
 パラジウム         10,847         10,539        22,555       (+    494)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
=======================================
・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          47,951.85  +  65.88
     前日  155.70/72   1.1739/41   ・ナスダック         23,006.36  + 313.04
     本日  155.61/63   1.1722/24   ・10年米国債利回り      4.12  -   0.04
・NY原油  (26/ 2)   56.00 + 0.19  ・SPDR保有金残高  1,052.54  +   0.85
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 プラチナ系貴金属(PGM)は続伸。前日比はプラチナが21.1〜26.2ドル
高、中心限月の1月限が22.8ドル高、パラジウムは53.70〜61.60ドル
高、中心限月の3月限は54.80ドル高。
 プラチナ1月限は続伸。時間外取引では、踏み上げの動きを受けて一代高値を更新し
た。欧州時間に入ると、利食い売りが出て上げ一服となった。日中取引では、予想以下
の米消費者物価指数(CPI)やドル安を受けて買い優勢となった。
 パラジウム3月限は予想以下の米消費者物価指数(CPI)やドル安を受けて買い優
勢となり、一代高値を更新した。
 プラチナ1月限は時間外取引を1926.6〜1995.6ドルのレンジで推移し、
前日比3.4ドル安の1934.7ドルとなった。1月限は安寄りしたのち、踏み上げ
の動きを受けて一代高値を更新した。欧州時間に入ると、利食い売りが出て上げ一服と
なった。
 日中取引では1923.0ドルまで下落したのち、予想以下の米消費者物価指数(C
PI)やドル安を受けて買い優勢となった。1979.6ドルまで上昇したのち、金軟
調を受けて上げ一服となった。
 11月の米消費者物価指数(CPI)は前年比2.7%上昇で市場予想の3.1%上
昇を下回った。ただこの伸び鈍化は技術的な要因によるものとみられ、引き続き輸入関
税が一因とされる価格高騰が懸念される。
 パラジウム3月限は、時間外取引を1713.00〜1787.00ドルのレンジで
推移し、前日比34.50ドル高の1754.50ドルとなった。3月限は高寄りした
のち、踏み上げの動きを受けて買い優勢となった。欧州時間に入ると、もみ合いとなっ
た。
 日中取引では、予想以下の米消費者物価指数(CPI)やドル安を受けて買い優勢と
なり、一代高値1792.00ドルを付けた。
 17日のナイメックス指定倉庫在庫は、プラチナが前日比1万0172オンス増の
62万4733オンス、パラジウムは2380オンス減の18万6849オンス。
今日の材料
・イングランド銀行は、政策金利を0.25%ポイント引き下げ3.75%とすること
を決定した。5対4の僅差での決定で、すでに緩やかなペースとなっている利下げが今
後さらに減速する可能性を示唆した。
・欧州中央銀行(ECB)理事会で、政策金利を据え置くと決定した。据え置きは4会
合連続で、予想通り。同時に発表した景気予測では、成長率とインフレ率の見通しを一
部上方修正した。
・米新規失業保険申請件数は1万3000件減少し、22万4000件となった。市場
予想は22万5000件だった。
・11月の米消費者物価指数(CPI)は前年比2.7%で市場予想の3.1%上昇を
下回った。ただこの伸び鈍化は技術的な要因によるものとみられ、引き続き輸入関税が
一因とされる価格高騰が懸念される。
MINKABU PRESS

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。