[本日の見通し]石油=下落、EU首脳会議の決裂がウクライナ停戦に?

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 日中取引開始後、原油の2026年5月限は下落。夜間取引の終値付近で推移してい
る。
 昨日から始まった欧州連合(EU)の首脳会議では、凍結したロシア資産を担保にウ
クライナへ資金供給する計画が協議されているものの、複数の国の反対もあって合意に
至っていない。特に、決済機関ユーロクリアを有するベルギーの反対が強い。EUから
の資金がなければウクライナは政府機能を維持することが出来ず、ロシアとの戦争も続
けられない。全会一致が原則のEU首脳会議でウクライナ支援が合意に至らず、資金的
な問題からウクライナ戦争が終結に至る可能性はあるのだろうか。それともロシアとの
戦争を望む国が強引に計画を押し通すのか、協議の動向を注視したい。
 時間外取引でニューヨーク原油2月限は前日比0.14ドル安の55.86ドルで取
引されている。本日これまでのレンジは55.83ドルから55.99ドル。
 原油5月限の予想レンジは5万7000円から5万8000円、ガソリン先限は7万
1500円から7万2500円、灯油先限は8万5500円から8万6500円。
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