●週間見通しゴム、円次第だが横ばい傾向に=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 前週は330円を挟んで売買が交錯する展開になった。上海ゴム先物相場が1万
5000元台で膠着気味の展開を続ける中、為替主導の展開が続いている。円高圧力が
強まると320円台前半まで軟化する一方、円が反落すると330円台前半まで切り返
し、結果的に明確な方向性を打ち出せなかった。減産期に向かう季節要因、中国経済の
減速懸念などを手掛かりとした売買は見送られ、円相場以外の動向は殆ど材料視されて
いない。
 今週も為替相場主導の展開が続く見通し。円安で買い、円高で売りの単純な相場展開
が続く見通し。日米金融政策会合を終えたことで、年末に向けては大きなイベントは予
定されていない。材料出尽くし感からドル円相場がボックス化すると、円建てゴム相場
もボックス化しよう。円相場の動向に一喜一憂するだけとなり、上下双方に一方的な展
開にはなりづらい。
 予想レンジは320〜340円。
(マーケットエッジ・小菅 努)


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