●週間見通し金、過去最高値更新も=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 前週はじり高の展開になった。米金利、ドルともに値動きは安定したが、貴金属は全
般的に物色されている。11月米雇用統計、11月米消費者物価指数が発表されたが、
米連邦準備制度理事会(FRB)の緩やかな利下げが支持されていることはポジティ
ブ。また、金以外の貴金属相場が高騰したこともポジティブ。銀は過去最高値を更新
し、プラチナも年初来高値を更新している。個人投資家の貴金属買いの動きが強化され
ている。
 今週もじり高の展開が続きやすい。クリスマス休暇を挟んで持高調整の動きに注意が
必要だが、個人投資家の貴金属に対する投資ニーズが加速している。銀やプラチナなど
と同時に金も物色される可能性が高い。ただし、個人投資家やファンドの売買が中心で
あり、機関投資家の金上場投資信託(ETF)買いの動きは限定されている。年末に向
けて売買が鈍化すると、利食い売り優勢の地合に転じる可能性には注意が必要。
 予想レンジは、4300〜4450ドル。
(マーケットエッジ・小菅 努)

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。