[本日の見通し]石油=上昇、大詰めのウクライナ和平協議は足並みか

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 日中取引開始後、原油の2026年5月限は上昇。夜間取引の高値を上回り、5万
9050円まで上げた。
 週末にかけて米国でウクライナ和平協議が行われた。米国と欧州当局者、ウクライナ
交渉団の協議のほか、米国とロシア交渉団の協議が別々に行われたようだ。クリスマス
前の最後の協議だと思われるが、最終的な決着が見通せる段階には至っていない。ウク
ライナ和平協議は、クリスマスや年末をまたぐ可能性が高い。
 欧州連合(EU)は900億ユーロのウクライナ支援で合意に至った。凍結したロシ
ア資産は利用されなかったが、EUはゼレンスキー大統領にさらなる資金を与え、戦争
を続ける構えである。ウクライナ和平を目指す米国にとってEUは障害でしかないが、
突破口は見つかるのだろうか。ウクライナへの資金供給が絶たれない限り、戦争は終わ
らない見通し。
 時間外取引でニューヨーク原油2月限は前日比0.35ドル高の56.87ドルで取
引されている。本日これまでのレンジは56.60ドルから57.00ドル。
 原油5月限の予想レンジは5万8500円から5万9500円、ガソリン先限は7万
1500円から7万2500円、灯油先限は8万5500円から8万6500円。
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