石油午前=上昇、タンカー拿捕やウクライナ和平協議の足踏みが手がかり

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【市況】
 国内石油市場は上昇。週末のウクライナ和平協議に前進が見られなかったことや、米
国がベネズエラを出港したタンカーを再び拿捕したことが買い手がかり。ウクライナ和
平協議は大詰めと見られているが、最大の難関であるウクライナ領土の割譲で落とし所
が見つかっていないようだ。日銀金融政策決定会合後の円安・ドル高も支援要因。た
だ、週明けの東京市場で円相場は1ドル=157円前半で円買い・ドル売りがやや優
勢。時間外取引でニューヨーク原油は堅調。
 日中取引開始後、原油の2026年5月限は上昇。夜間取引の高値を上回り、5万
9060円まで上げた。
 午前11時01分現在の前営業日比は、ガソリンが出来ず。灯油が出来ず。原油が
1250〜1420円高。
 午前11時01分現在の出来高はガソリンが0枚、灯油が0枚、原油が360枚。
【イスラエルはイランとの戦争再開を望む】
 米NBCの報道によると、イスラエルのネタニヤフ首相がトランプ米大統領と来週
29日に会談し、イランとの戦争再開を迫る見通し。イランとイスラエルの12日間戦
争後、イランはミサイル開発を加速させているため、イスラエルにとって核開発以上の
脅威となっているという。ただ、米アクシオスの報道によると、米当局はイラン革命防
衛隊(IRGC)のミサイル演習はイスラエル攻撃を目的としておらず、イランによる
イスラエル攻撃は差し迫っていないとの認識を示した。イスラエルのチャネル11も、
トランプ米大統領はイラン再攻撃に否定的と伝えている。
【海外原油夜間取引=堅調】
 ニューヨーク時間外取引で2月限は前日比0.38ドル高の56.90ドルで取引さ
れている。本日これまでのレンジは56.60〜57.00ドル。
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