シカゴ大豆市況=反発、強気な輸出検証高を受けて買い優勢に

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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               始 値   高 値   安 値   帳入値    前日比
   2026/01    1,048.50    1,056.00    1,048.50    1,053.25     + 4.00
   2026/03    1,059.25    1,066.75    1,059.00    1,065.00     + 5.50
   2026/05    1,070.25    1,077.50    1,070.00    1,075.50     + 5.00
   単位:枚   推定出来高   前日出来高   前日取組高(前々日比)
   先物       251,279        231,457         864,849 (-  7,320)

 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。推定出来高は米国中部時間午後
4時現在の数値です。
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*米農務省(USDA)発表の週間純輸出検証高(12月11日までの週)
 大 豆:87万0199トン(前週改定値:81万0110トン)
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*米農務省(USDA)発表の週間純輸出成約高(12月4日までの週)
 大 豆:155万2500トン(事前予想レンジ:60万〜200万トン)
 大豆粕: 27万5500トン(事前予想レンジ:15万〜 50万トン)
 大豆油:    1200トン(事前予想レンジ:  0〜  2万トン)
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*米気象庁発表の6−10日予報(12月28日−1月1日)
 コーンベルト西部の気温は平年を上回る。雨量は平年並〜平年を上回る。
 コーンベルト東部の気温は平年並〜平年を上回る。雨量は平年並。
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 大豆は反発。前日比は2.25〜5.50セント高。中心限月の1月限は前日比
4.00セント高の1053.25セント。
 米農務省(USDA)発表の週間輸出検証高が強気な内容だったことが好感されて買
い優勢となった。これまで下落した後の買い戻しが見られたことも価格を押し上げた
が、依然として対中輸出の目標達成は困難との見方が重石となり、上げ幅は限られた。
 1月限は1048.50セントで取引を開始した後に浮上した後は1054セントを
前後するもちあいとなった。米国の時間帯には強気な輸出を受けて1056セントの高
値まで浮上したが、転売を受けて値を落とし一時は1050.25セントまで値を落と
したが終盤に買い戻されてプラスサイドを維持して終えた。
 USDA発表の12月11日までの週の週間輸出検証高は87万0199トンで前週
の81万0110トンを上回った。
 USDA発表の12月4日までの週間大豆純輸出成約高は155万2500トン
で前週の111万6000トンを上回った。一方の累計は2338万1400トンで
前年の3714万4500トンを37%下回った。
*南米諸国の天気概況は以下の通り(民間業者の天気予報を要約)。
 ブラジル産地21日に南部に到来した前線はほぼ今週いっぱい停滞し、広い範囲で
慈雨が発生する見込み。中部でも散発的な降雨が続くが、これは着サヤ期に向かってい
る大豆にとっての慈雨となるだろう。サンパウロ州東部やミナスジェライス州の一部で
は少雨傾向となるが、気温の大幅な上昇が見込まれるため雨量不足に対する警戒感が高
まると見られる。
 アルゼンチン産地では20〜21日にかけて前線が到来し広い範囲で降雨が発生した
が、南部での雨量は限定的だった。前線は週を通して北部に停滞する見込み。27日
から28日にかけて新たに前線が到来し散発的な降雨が発生するだろう。この数日は
少雨傾向が続いているが、多くの地域でコーンと大豆の生育に適した土壌水分を保持し
ている。

*米小麦産地の天気概況は以下の通り(民間業者の天気予報を要約)。
 プレーンズでは温かな気温が広がっており、この時期としての最高気温を記録する
可能性がある。年末まで暖かな天気が続く一方、少雨傾向が続き冬小麦産地での土壌水
分の乾燥が見込まれる。気温が上昇することで冬の寒さに耐える耐凍性の獲得が弱ま
り、1月に寒気が戻ってきた時に作柄が低下する恐れがある。なお27日から28日に
かけては前線が到来し降雨が発生するだろう。

 大豆製品は、大豆粕、大豆油共に大豆の堅調に追随。大豆油は原油の堅調も買い支援
要因になった。
 大豆粕1月限は前日比1.00ドル高の298.60ドル。
今日の材料
・ブラジル産地南部では今週いっぱい広い範囲で慈雨が発生する見込み。
・ブラジル産地中部でも今後数日は慈雨が続くだろう。
・アルゼンチン産地では今週は雨がちな天気が広がる。

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