[本日の見通し]石油=上昇、イスラエルはイランに対する警戒感をあらわに

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 日中取引開始後、原油の2026年5月限は5万9920円まで上昇。夜間取引の高
値を一時上回ったが、その後は押し戻されている。
 イスラエルのイェディオト・アハロノト紙は、イスラエルが行動を起こさなければイ
ランのミサイル製造能力は月産3000発に達すると警戒感をあらわにした。イランと
イスラエルの12日間戦争後、イランの脅威が再び高まっているとの認識が強まってい
る。来週、トランプ米大統領とイスラエルのネタニヤフ首相が会談する予定で、イラン
の核・ミサイル開発問題について協議される見通し。
 ただ、イスラエルがイランとの再衝突を望んでいるとしても、米国はウクライナ和平
やベネズエラの威嚇でそれどころではない。イスラエルが単独でイラン攻撃を開始する
可能性は低く、中東情勢の緊迫化は想定しづらい。
 時間外取引でニューヨーク原油2月限は前日比0.17ドル安の57.84ドルで取
引されている。本日これまでのレンジは57.79ドルから57.99ドル。
 原油5月限の予想レンジは5万9100円から6万0100円、ガソリン先限は7万
1500円から7万2500円、灯油先限は8万5500円から8万6500円。
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