ゴム午前=まちまち、円高を受けて売り優勢

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【市況】
 ゴムRSS3号はまちまち。寄り付きでは、上海夜間高を好感し、買い優勢で推移し
た。だが、中盤に入ると、ドル・円が1ドル=156円台前半に円高に振れたことを受
けて、売りが先行、一部限月はマイナスサイドに沈んでいる。TSR20は出来ず。
 午前11時54分現在のRSS3号は前営業日比0.6円安〜1.2円高。活発限月
の5月限は同0.6円安の332.2円、新甫26年12月限は出来ず、推定出来高は
135枚(夜間取引含む)。上海天然ゴム先物は、25〜100ポイント高安、推定出
来高は64枚(夜間取引を含む)。

【円安一服】
 今日午前のJPXゴムRSS3は、円高を受けて、伸び悩みをみせている。ドル・円
は、19日に157.78円まで上昇したが、19日、そして22日と片山財務相から
円安けん制発言が相次いでおり、介入警戒感が強まっている。
 このところはJPXゴムRSS3は、円安を手掛かり買われていた面もあり、円高方
向に動き出すと、売り圧力が強まる可能性がある。また、産地価格が安値圏に位置して
いるうえ、上海ゴムもレンジ相場が続いている。円高をきっかけとして、売りに注意し
たい。

【シンガポールの取引序盤と上海ゴム相場】
 シンガポールゴム市場は、RSS3号は出来ず。TSR20は買いがやや先行し、
0.1〜0.5セント高で推移している。
 上海ゴムは下落。午前11時00分現在、指標限月の2026年5月限は、前営業日
比75元高の1万5255元で推移している。

MINKABU PRESS

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。