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始 値 高 値 安 値 帳入値 前日比
2026/01 1,053.50 1,057.75 1,049.75 1,051.50 - 1.75
2026/03 1,065.00 1,069.75 1,062.50 1,063.75 - 1.25
2026/05 1,075.25 1,080.25 1,073.25 1,074.25 - 1.25
単位:枚 推定出来高 前日出来高 前日取組高(前々日比)
先物 240,557 251,279 855,818 (- 9,031)
注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。推定出来高は米国中部時間午後
4時現在の数値です。
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*米農務省(USDA)発表の週間純輸出成約高(12月11日までの週)
大 豆:242万4700トン(事前予想レンジ:60万〜200万トン)
大豆粕: 62万6900トン(事前予想レンジ:15万〜 50万トン)
大豆油: 8700トン(事前予想レンジ: 0〜 2万トン)
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*米気象庁発表の6−10日予報(12月29日−1月2日)
コーンベルト西部の気温は平年並〜平年を上回る。雨量は平年を下回る〜平年並。
コーンベルト東部の気温は平年を下回る〜上回る。雨量は平年を下回る。
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大豆は小幅まちまち。期近は小幅安。
12月に入ってからの続落で90セント程度の下げ幅を記録した後でクリスマス休暇
を迎えることで玉整理基調が強まった。12月に入ってから中国向けの大口成約がたび
たび報告されているものの、12月分だけで230万トン程度にとどまっていることも
重石となった。
期近の主要限月3月限は1065セントで取引を開始。直後に1063.50セント
まで値を落としたところで買い戻された後は1065.25セントを下値支持線とする
もちあいとなった。米国の時間帯を迎えるとこの日発表された米週間純輸出成約高が強
気な内容だったことを受けて1069.75セントの高値を付けたが、終盤には転売を
受けて値位置を落とし1062.50セントの安値を記録。安値で買い戻されたもの
の、プラスサイドの回復には至らなかった。
USDA発表の12月11日までの週間大豆純輸出成約高は242万4700トンで
前週の155万2500トンを大幅に上回った。一方の累計は2577万7500トン
で前年の3856万8700トンを33%下回った。
*南米諸国の天気概況は以下の通り(民間業者の天気予報を要約)。
ブラジル産地では南部一帯で前線が停滞しているが、今週はほぼ同様の状態が続き広
い範囲で散発的な降雨が見込まれる。この雨は概ね慈雨となるが一部では冠水が発生す
る可能性もある。ブラジル産地西部および中部では今週いっぱい散発的な降雨が続き、
結実期を迎えている大豆産地での土壌水分回復が見込まれる。一方、サンパウロ州東部
およびミナスジェライス州では少雨傾向となるが、気温の上昇が見込まれるため土壌水
分の乾燥懸念が高まりそうだ。なお、これらの地域では29日の週に降雨が発生する
見込み。
アルゼンチン産地では20〜21日にかけて到来した前線の影響で降雨が発生してい
るが、南部での雨量は僅かにとどまっている。この前線は週末まで北部に停滞し、その
後、27日から28日にかけて新たに前線が到来し散発的な降雨が発生する見通しとな
っている。多くの地域でコーンと大豆の生育に適した土壌水分を維持。
*米小麦産地の天気概況は以下の通り(民間業者の天気予報を要約)。
プレーンズでは今後数日間はこの時期としての最高気温を記録する見通しとなってい
る。週末には前線が到来し気温が低下する見通しだが、それでも気温は平年を上回るだ
ろう。現時点では少雨傾向とこれに加えて冬小麦産地での土壌水分の減少が見込まれ
る。温かな気温の影響で小麦の冬の寒さに耐える耐凍性の獲得が弱まり、1月に寒気が
戻ってきた時の作柄低下が懸念される。27日から28日にかけては前線が到来し降雨
が発生する見込み。
大豆製品は、大豆粕は11月28日から12月18日にかけて続落となった後の買戻
しが入り堅調となったが、大豆油は原油の堅調にもかかわらず売り優勢となった。この
日の上伸で大豆粕の当限1月限は300ドル台を回復した。
大豆粕3月限は前日比2.30ドル高の304.20ドル。
今日の材料
・ブラジル産地では南部一帯で前線が停滞し週末まで雨がちな天気に。
・ブラジル産地西部および中部では今週いっぱい散発的な降雨が続く。
・アルゼンチン産地では南部では少雨傾向も土壌水分は潤沢。
・米小麦産地では異例の気温上昇で冬小麦の耐凍性の獲得が弱まるリスクも。
MINKABU PRESS
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