−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
始 値 高 値 安 値 帳入値 前日比
2026/03 447.00 451.25 446.75 451.00 + 3.50
2026/05 454.75 459.25 454.75 459.00 + 3.50
2026/07 460.00 465.00 460.00 464.50 + 3.50
単位:枚 推定出来高 前日出来高 前日取組高(前々日比)
先物 149,779 177,058 1,516,608 (+ 946)
注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所から
電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払っ
ていますが、最新データは相場表でご確認ください。推定出来高は米国中部時間午後4
時の数字です。
=======================================
*米気象庁発表の6−10日予報(12月30日−1月3日)
コーンベルト西部の気温は平年を下回る〜上回る。雨量は平年並〜平年を上回る。
コーンベルト東部の気温は平年を下回る〜上回る。雨量は平年並。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
コーンは総じて続伸。前日比は0.25セント安〜3.50セント高。中心限月の3
月限は3.50セント高の451セント。
ロシアとウクライナの緊張高まりを背景とした輸出不安から小麦が堅調となった。こ
れに加え、米農務省(USDA)が2026年に新たな輸出先を開拓するための農業ビ
ジネス会議を開催すると伝えられたことで買い優勢となった。
3月限は447セントで取引を開始した後はクリスマス休暇前で模様眺めの雰囲気が
強まるなか、欧州の時間帯を終えるまで449.75セントを上値抵抗線とする限られ
たレンジ内で高下。米国の時間帯に450.50セントの高値を付けたが一時的な動き
にとどまり、その後は449セント台でのもちあいとなっていたが、引けにかけて値位
置を切り上げて451.25セントの高値を記録。高値からの押しも浅く、この日の高
値に近い水準で引けを迎えた。
*南米諸国の天気概況は以下の通り(民間業者の天気予報を要約)。
ブラジル産地では南部では前線の停滞により広い範囲で慈雨となっている。週末まで
引き続き慈雨となる見込みだが、一部では冠水となる可能性もある。ブラジル産地西部
から中部にかけての地域では今週いっぱい散発的な降雨が続き、結実期を迎えている
大豆にとって慈雨になる見込み。一方、サンパウロ州東部およびミナスジェライス州で
は少雨傾向に加え気温が上昇する影響で土壌水分の乾燥が警戒される。なお、これらの
地域では29日の週には降雨が発生するだろう。
アルゼンチン産地では北部では週末まで前線が停滞する見込みだが、27日から28
日にかけて新たに前線が到来し散発的な降雨が発生する見通し。一方の南部では少雨傾
向となるが、土壌水分は適度を維持。
シカゴ小麦は軒並み続伸。引き続きロシアとウクライナからの供給不安が手掛かりと
なって買い優勢で運ばれた。また、米産地で異例の暖かさとなるなか、今後、寒波が到
来した時の作柄低下に対する警戒感も買い支援要因になった。コーン、大豆の上昇にも
支援された。
中心限月の3月限は前日比4.75セント高の521.75セント。
*米小麦産地の天気概況は以下の通り(民間業者の天気予報を要約)。
プレーンズでは今後数日間はこの時期としての最高気温を記録する暖かさとなるだろ
う。週末には前線の到来を受けて気温が低下すると見られるものの、気温は平年を上回
り、雨量はごく僅かに限られるだろう。これを受けて冬小麦産地での土壌水分の減少が
見込まれる。温かな気温が広がる影響で小麦の冬の寒さに耐える耐凍性の獲得が弱ま
り、1月に寒気が戻ってきた時には作柄が低下するリスクがある。27日から28日に
かけては前線が到来し降雨が発生するもよう。
今日の材料
・ブラジル産地では南部一帯で週末まで慈雨が続く。
・ブラジル産地西部および中部でも今週いっぱいは着サヤ期を迎えつつある大豆に
とっての慈雨発生。
・アルゼンチン産地では中部および北部では慈雨が続く。南部は少雨傾向ながら
土壌水分は潤沢を維持。
・米小麦産地では異例の気温上昇で冬小麦の耐凍性獲得が不安視される。
MINKABU PRESS
みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。