NY原油市況=小反落、クリスマス・イブで動意薄

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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ニューヨーク原油(NYMEX)
              始 値     高 値   安 値   帳入値   前日比
  2026/02     58.47       58.75       58.13       58.35        - 0.03
  2026/03     58.17       58.49       57.89       58.13          0.00
  2026/04     58.05       58.30       57.74       57.98        + 0.01
  推定出来高        前日出来高      前日取組高 (前々日比)
     未入電              466,926             1,850,022    ( + 11,433)
                     帳入値  前日比
      ヒーティングオイル    2026/01     215.76    - 3.30
                            2026/02     215.37    - 2.90
         改質ガソリン       2026/01     174.71    + 0.39
                            2026/02     175.41    + 0.40
注:4本値は立会い取引終了までの値段で、立会い取引終了後の電子取引の値段は含み
  ません。電子取引が立会い取引までの高値および安値を更新した場合、相場表の高
  値および安値と市況内の相場表の4本値は異なります。
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 ニューヨーク原油の当限は小反落。終値の前営業日比は、期近2限月は0.03ドル
安〜横ばい。その他の限月は0.01〜0.17ドル高。
 クリスマス・イブで取引参加者が一段と減少するなかで、目立った値動きは見られな
かった。今週は米エネルギー情報局(EIA)の週報は発表がなく、手掛かりは限定
的。米石油協会(API)が発表した米週間石油在庫統計は特に材料視されていない。
 ブルームバーグの報道によると、ウクライナと米国は戦争終結に向けた20項目の和
平案の最終調整に入っている。ただ、ウクライナ東部の領土問題を巡って協議が引き続
き難航している。ロシアはウクライナ東部のドネツク州などで、ロシア軍が完全に掌握
していない地域の割譲やウクライナ軍の撤退を要求しており、ウクライナ政府は強く反
発しているもよう。この問題を巡って、ウクライナのゼレンスキー大統領はトランプ米
大統領との直接会談を要求しているとの報道もある。
 時間外取引で2月限は前日終値を挟んで売り買いが交錯。通常取引開始後は
58.13ドルまで弱含んだが、下げは続かなかった。
 改質ガソリンの期近は続伸。ヒーティングオイルの期近は反落。薄商いのなかで石油
製品の売り買いは交錯した。
今日の材料
・イラン、密輸燃料を運ぶタンカーを拿捕
・中国の衛星がロシアの攻撃を支援している可能性=ゼレンスキー大統領
・米石油協会(API)が発表した米週間石油在庫統計
・原油在庫は前週比240万バレル増
・ガソリン在庫は前週比110万バレル増
・留出油在庫は同70万バレル増
・オクラホマ州クッシングの原油在庫は同60万バレル増

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