●論点解説穀物、クリスマス前後の穀物相場=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 トウモロコシ相場は、総じて押し目買い優勢の展開が続いている。現物市場が底固
く、大きな値崩れは求められていない。南米産と豊作み通し、飼料小麦との競合が警戒
されるも、値下がりした局面では押し目買いのニーズの強さを確認している。輸出など
需要が堅調であり、現物需給がある程度のタイト感を維持している。このまま現物市場
主導の上昇を打診しつつ、改めて南米産豊作見通しを背景とした売り圧力の発生を警戒
する展開になる。
 大豆相場は、米中大豆貿易の規模の期待外れ感、南米の豊作見通しから軟化してい
る。この流れを維持するのか、下げ過ぎ感から安値修正の動きがみられるのかが焦点に
なる。米中間の大豆貿易の規模が急拡大すると地合が引き締まりやすくなる。
(マーケットエッジ・小菅 努)

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