●週間見通しゴム、上海高が続くと底固い=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 前週は340円水準まで値上がりする展開になった。上海ゴム相場が週後半に地合を
引き締めたことで、OSEゴム相場も買い優勢の展開になった。特に目立った売買材料
は見当たらなかったが、年末前に最近の1万5000元台前半のボックスを上抜いてい
る。為替は円高気味に推移したが、上海ゴム相場に値動きがみられたことが、素直に好
感された。産地天候不順もポジティブだが、ゴム相場に対する影響は限定された。
 今週も上振れリスクを抱える。投機色の強い相場展開だが、上海ゴム相場がこのまま
レンジを切り上げるのか、一時的な上昇に留まるのかが焦点になる。上海ゴム相場ボッ
クスブレイクから1万6000元水準を打診すると、OSEゴム相場も340円台中盤
まで値上がりする。ただし、明確な売買テーマが浮上している訳ではなく、早めに1万
5000元台前半のレンジに回帰した場合には、OSEゴム相場も330円台中盤まで
軟化するリスクを抱えている。引き続き、円相場の動向にも注意したい。
 予想レンジは335〜350円。
(マーケットエッジ・小菅 努)


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