前週は56ドル台中盤から後半で売買が交錯した。地政学リスクの織り込みが下値を 支えたが、本格的な値上がりは見送られ、調整売りが上値を抑えた。明確な方向性を打 ち出せなかった。ベネズエラ情勢は引き続き緊迫化しており、地政学リスクが下値を支 えている。ただし、60ドルを試すような動きは見送られた。底固いものの決定打を欠 く展開になった。ウクライナ和平協議についても、目立った進展は見られなかった。 今週は戻り売り対応が基本になろう。ベネズエラとロシア産に供給不安を抱えている ため、突発的な上昇リスクは残す。ただし、現状では需給ひっ迫見通しが修正を迫られ る環境にはなく、地政学リスクの織り込みは売り場になる見通し。需給緩和見通しの値 下がりの中で、瞬間的な値上がりの有無を探る展開になろう。ウクライナ和平協議に大 きな進展がみられると、55ドル割れが打診される見通し。 予想レンジは、54.00〜58.00ドル。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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