●週間見通し金、急伸が続く可能性=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 前週は過去最高値を更新する展開が続いた。地政学リスクの高まりなどを手掛りに投
資ニーズが拡大した。特にアジア地区で貴金属全体に対する買い圧力が強まり、銀やプ
ラチナ相場の高騰と連動して、金相場も上値追いの展開になった。金上場投資信託(E
TF)買いの動きがみられたこともポジティブ。クリスマスシーズンだが、それと関係
なく投機マネーの流入が続き、高騰相場が形成された。
 今週も上振れリスクを抱える。個人投資家が主体の急騰地合とあって、瞬時に地合が
一変する可能性を抱えるが、短期目線では一段高のリスクを残す。値が飛びやすくなっ
ているため、年末年始で持高調整による急落リスクを抱えつつも、上値切上げを打診す
る。銀やプラチナ相場の高騰も続くと、金相場もこのまま一段高が打診されやすくな
る。上下双方に大きめの値幅を想定しておきたい。
 予想レンジは4450〜4650ドル。
(マーケットエッジ・小菅 努)

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