2025年の原油相場は前年比19.5%安となっている。需給緩和評価を背景に、 値下がり傾向が強かった。年初の段階では70ドル台での取引も目立ったが、米国の相 互関税が発動した4〜5月にかけて60ドル台を割り込んだ。その後はイランとイスラ エルの交戦もあって70ドル台に切り返す場面も見られたが、年後半は需給緩和見通し の織り込みが強化され、60ドル台を割り込み年初来安値を更新した。ウクライナ戦争 の継続、ベネズエラと米国との対立など年末に向けて地政学リスクのサポートも見られ た。しかし、需要の伸び悩みと石油輸出国機構(OPEC)プラスの増産で需給緩和は 決定的となり、戻り売り優勢の展開が続いた。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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