海外サマリー(30日)

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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海外主要銘柄の中心限月の相場表(限月、終値、前営業日比)
NY金     2026/ 2 4,386.3  + 42.7  シカゴ大豆  2026/ 3 1,062.25  - 1.25
NY銀     2026/ 3 7,784.0  +738.0  シカゴコーン 2026/ 3   440.50  - 1.75
NYプラ    2026/ 4 2,252.0  +120.6  NY原油   2026/ 2    57.95  - 0.13
NYパラ    2026/ 3 1,724.00 + 36.10 ドル・円               156.44  + 0.41
*ドル・円は日本時間の午前5時30分現在。貴金属、原油、大豆、コーンは暫定値。
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◎NY外為=ドル円は156円台半ばで推移している。本日のNY市場はロンドンフィ
キシングにかけてドル高が優勢となり、ドル円も155円台から156円台半ばまで戻
している。
 午後のFOMC議事録の発表を警戒した動きとも見られていたが、その反応は限定
的。議事録では「大半がいずれ追加利下げが適切になる可能性が高い」と判断していた
ことが明らかとなった。ただ、一部には「当面は利下げ見送りも適切」と認識していた
ことが示されていた。短期金融市場でも反応は限定的で、1月は据え置きの確率が85
%程度、3月まででも五分五分といった状況に変化はない。
◎NY貴金属=反発、地政学的リスクが支援
 ニューヨーク金、銀は反発。
 金2月限は反発。時間外取引では、ロシアがウクライナの和平交渉で立場を見直すと
したことなどを受けて買い優勢となった。欧州時間に入ると、仏独が中国の台湾周辺軍
事演習に懸念を表明したことを受けて堅調となった。日中取引では、手じまい売りが出
て上げ一服となった。
 銀3月限は地政学的リスクや金堅調を受けて買い優勢となった。
 プラチナ系貴金属(PGM)は反発。
 プラチナ4月限は反発落。時間外取引では、ロシアがウクライナの和平交渉で立場を
見直すとしたことや金堅調を受けて買い優勢となった。欧州時間に入ると、押し目を買
われた。日中取引では、金の上げ一服に上値を抑えられたが、押し目は買われた。
 パラジウムは地政学的リスクや他の貴金属の堅調を受けて買い優勢となった。
◎LME=銅・ニッケルは高騰、アルミは銅急騰に追随高
 アルミ3カ月物は反発。前日と変わらずの2952ドルで取引を開始。年末を控えて
アジア株式市場で模様眺めの雰囲気が高まるなか、アルミ市場でも玉整理基調が強まり
じり安となった。2960ドルを割り込んだところで買い戻す動きが見られたものの、
その後は頭重い動きが続きが続いたが、銅やニッケルの高騰に追随する買いが見られ終
盤に2987ドルまで上昇。前日の高値2997.50ドルが抵抗線になり、転売が見
られたが2980ドル台を維持して終えた。
 銅3カ月物は大幅続伸。ほぼ変わらずの1万2223.50ドルで取引を開始した後
はアジア株式市場が年末を控えて様子見ムードが強まるなか、銅はこれまで上伸した後
で玉整理の動きが先行し、一時1万2216ドルまで軟化。安値では買い戻す動きが広
がり、1万2400ドル台後半を回復。データセンター建設の際の需要や、電気自動車
(EV)などの生産のための需要増により来年も供給不足が続く可能性が意識されるな
か地合いを引き締め、一時1万2693.50ドルまで上昇。前日の高値1万2960
ドルに届かず、転売が見られたものの終値ベースで300ドルを超える上げ幅を維持
し、終値ベースで最高値を更新した。
◎NY原油=小反落、地政学的リスクも利食い売り
 ニューヨーク原油の2026年2月限は小反落。ロシアがウクライナの和平交渉で立
場を見直すとし、和平合意に対する期待感が後退した。またトランプ米大統領がイスラ
エルのネタニヤフ首相との会談後の記者会見で、イランが弾道ミサイルや核兵器の開発
計画を継続すれば新たな大規模攻撃を支持する可能性があると表明した。さらにサウジ
アラビアが主導する連合軍が中東イエメン南部のムカラを空爆した。地政学的リスクの
高まりが支援要因になった。ただサウジは自国の国家安全保障は「レッドライン(超え
てはならない一線)」だと強調し、アラブ首長国連邦(UAE)に24時間以内に軍を
撤収するよう要請し、UAEがイエメンに残っていた部隊を撤収すると表明すると、利
食い売りなどが出て上げ一服となった。
◎シカゴ大豆・コーン=共に続落、年末を控えた玉整理が続く
 大豆は小幅続落。
 年末を控えて玉整理基調が強まるなか、売り優勢となった。今月22日から26日に
かけて1060セントから1080セントに浮上した後に続落したことで、この間の上
げ幅を完全に相殺した。

 コーンは小幅続落。
 今月18日から26日にかけて上伸し一時は11月14日以来の高水準まで浮上して
いたが、上伸後の転売の動きが前日に続いて見られた。この日の下落で3月限は440
セント前後まで値を落とし、18日以来の低水準に達した。
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