シカゴコーン市況=小幅続落、年末を控えて玉整理基調が強まる

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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              始 値   高 値   安 値   帳入値    前日比
  2026/03   442.00     443.00      439.75      440.50      - 1.75
  2026/05   450.50     451.25      448.00      448.50      - 2.25
  2026/07   456.75      457.50      454.25      454.50      - 2.50
   単位:枚   推定出来高   前日出来高   前日取組高 (前々日比)
   先物       177,734        234,037        1,535,114  (+ 11,876)

注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所から
電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払っ
ていますが、最新データは相場表でご確認ください。推定出来高は米国中部時間午後4
時の数字です。
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*米気象庁発表の6−10日予報(1月5日−1月9日)
 コーンベルト西部の気温は平年を上回る。雨量は平年並〜平年を上回る。
 コーンベルト東部の気温は平年を上回る。雨量は平年並。
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 コーンは小幅続落。前日比は出来高の薄い期先3限月が変わらずだが、それ以外は
2.50〜1.75セント安。中心限月の3月限は前日比1.75セント安の440.
50セント。
 今月18日から26日にかけて上伸し一時は11月14日以来の高水準まで浮上して
いたが、上伸後の転売の動きが前日に続いて見られた。この日の下落で3月限は440
セント前後まで値を落とし、18日以来の安値に達した。
 3月限はこの日、玉整理基調が強まるなか439.75〜443セントの限られたレ
レンジ内で高下。アジアから欧州にかけての時間帯は442セントが下値支持線として
意識されたが、米国の時間帯に軟化。440セントを割り込むとすぐ買い戻されながら
も441セントが上値抵抗線となる頭重い動きとなり、低迷したまま引けを迎えた。
*南米諸国の天気概況は以下の通り(民間業者の天気予報を要約)

 ブラジル産地では、南部から南東部にかけて今週いっぱいは気温は高温が広がるだろ
う。ただ、12月31日から雨が降り始め、1月1日から2日にはまとまった雨量を伴
う降雨が発生する見込み。3日以降は少雨傾向となるが、同時に気温もやや低下するた
め、大豆とコーンの生育に適した天気が続く見通しとなっている。
 アルゼンチン産地では、31日にかけて気温が上昇する一方で今週後半まで降雨は発
生せず少雨傾向が続く見通しとなっている。土壌水分の乾燥が進むと予想されるもの
の、今週末や来週の半ばにはまとまった雨量を伴う降雨が予想されるため、現時点では
今週の気温上昇と少雨傾向がコーン・大豆に与える影響は限られそうだ。

 シカゴ小麦は続落。年末を控えていることで今月19日から24日まで上伸した後に
玉整理基調が強まり、続落となった。この日の下落で22日以来の水準まで値を落と
し、19日から24日にかけて記録した上げ幅を相殺したが、510セント台は維持し
て終えた。
 中心限月の3月限は前日比2.25セント安の510.75セント。
*米小麦産地の天気概況は以下の通り(民間業者の天気予報を要約)。
 プレーンズでは一時的に低下していた気温は再び上昇。30日にはモンタナ州中部以
南で最高気温は8℃前後まで上昇。これまでのところほとんどの冬小麦にはスノーカバ
ーで覆われていないものの、ところどころで見られる土壌水分の乾燥以外は懸念されて
いない。

今日の材料
・ブラジル産地では南部から南東部にかけて今週いっぱいは高温が広がる。
・ブラジル産地では12月31日から雨が降り始め、1月1日から2日には
 まとまった雨量を伴う雨が発生する見込み。
・アルゼンチン産地では気温が上昇するなか少雨傾向が続く。
・米産地では再び異例の暖かさに。

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